iPhoneの緊急SOSを間違えた時の対処|止め方と自動通報の解除

iPhoneの緊急SOSを間違えた時の対処|止め方と自動通報の解除
iPhoneの緊急SOSを間違えた時の対処|止め方と自動通報の解除
2026年10月5日
iPhoneの緊急SOSを間違えた時の対処|止め方と自動通報の解除

iPhoneの緊急SOSは、サイドボタンと音量ボタンの同時長押し(設定によってはサイドボタンの5回押し)で、110番や119番などの緊急通報サービスに電話をかける機能です。間違えて作動させたときは、カウントダウン中なら「停止」で止められます。つながってしまった場合は電話を切らず、間違いだったと伝えてください。

この記事では、緊急SOSの操作と動きの早見表、どこに繋がるか、間違えたときの止め方と通報後の対応、通報されたかを確かめる方法、勝手に作動する原因と防ぐ設定、衝突事故検出や衛星経由の緊急SOSによる自動通報、画面上部に出る「SOS」表示の意味までを順に見ていきます。

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iPhoneの緊急SOSとは|操作と動きの早見表

iPhoneの緊急SOSとは|操作と動きの早見表
操作から通知までの流れを1枚で確認

緊急SOSは、事件や事故、急病などで電話番号を押す余裕がないときに、ボタン操作だけで緊急通報サービスにつなぐための機能です。通話が終わると、登録しておいた緊急連絡先に現在地を知らせるメッセージも送られます。まずは、どの操作で何が起きるかを表で押さえておきます。

操作・場面 iPhoneの動き
サイドボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押し 「緊急SOS」のスライダが出て、カウントダウンが始まる。終わると緊急通報サービスに発信
サイドボタンを素早く5回押す 「ボタンを5回押して通報」がオンなら、同じくカウントダウンが始まる
スライダを手で右へ動かす 警察・海上保安庁・消防(火事・救急)など、通報先を選んで発信する
緊急電話が終わったあと キャンセルしない限り、緊急連絡先に現在地つきのメッセージが届く
カウントダウン中 「停止」をタップすると、発信を止められる

操作の内容は、AppleのiPhoneユーザガイド「SOSを使ってiPhoneで緊急通報サービスに連絡する」にもとづいています。気をつけたいのは、スクリーンショットや電源を切るときと、ボタンの組み合わせがよく似ている点です。押し続けるとカウントダウンに進むため、間違えて作動させてしまう人が後を絶ちません。

  • 止められる:カウントダウン中は「停止」で発信を取りやめられる
  • つながったら:電話を切らず、間違いだと伝える
  • あとで確認:緊急連絡先にメッセージが届いていないかを見る

緊急SOSのやり方とどこに繋がるか

緊急SOSのやり方とどこに繋がるか
日本では110・118・119が通報先

緊急SOSで繋がる先は、日本では警察(110番)、海上保安庁(118番)、消防・救急(119番)です。スライダを手で右へ動かすと、この中から通報先を選ぶ画面が出ます。ソフトバンクの案内でも、スライドしたあとに「発信したい緊急通報用電話番号を選択」する流れになっています。

  1. ボタンを押す:サイドボタンといずれかの音量ボタンを同時に長押しする(または設定に応じてサイドボタンを5回押す)
  2. スライダを動かす:「緊急電話」または「緊急SOS」のスライダを右へ動かす
  3. 通報先を選ぶ:警察・海上保安庁・火事や救急など、必要な通報先をタップする

一方、ボタンを押し続けてカウントダウンを最後まで進めた場合は、そのまま緊急通報サービスに発信されます。ただし、ソフトバンクの案内には「対応地域ではない場合は、緊急用通報電話番号を選択する画面が表示されます」とあり、地域によっては自動で発信されず、選択画面に進むことがあります。画面がロックされているときは、パスコード画面の「緊急」をタップして110や119を直接入力する方法も使えます。

なお、iPhone側を非通知設定にしていても、110番・118番・119番への緊急通報では電話番号が通知されます(ドコモ・ソフトバンクの案内)。「非通知だから気づかれないはず」とは考えないでください。普段の通知の設定は非通知設定の解除方法で確認できます。

緊急SOSを間違えた時の対処|カウントダウン中と発信後

緊急SOSを間違えた時の対処|カウントダウン中と発信後
どの段階で気づいたかで対処が変わる

間違えて作動させたときの対処は、どの段階で気づいたかで変わります。慌てて電源を切ったり通話を切ったりする前に、次の表で今の段階を確かめてください。

気づいた段階 やること
スライダが出ただけ スライダを動かさず、「キャンセル」をタップする
カウントダウン中 「停止」をタップし、「通話を停止」を選ぶ
電話がつながった 切らずに待ち、相手が出たら「間違えてかけました。事件・事故ではありません」と伝える
切ってしまった 折り返しの電話がかかってきたら出て、間違いだったと説明する
緊急連絡先に送られた 家族などに連絡し、誤作動だったと伝える

いちばん大切なのは、つながった電話を黙って切らないことです。Appleは「緊急電話をかけたが緊急通報サービスは必要ない場合でも、電話を切らないでください。相手が応答するまで待ってから、助けは必要ないことを説明してください」と案内しています。長野県警察も、誤って110番通報をしてしまったら、すぐに電話を切らず「間違い」「事件・事故ではない」と伝えるよう呼びかけています。

「電源を切れば取り消せるのでは」と考える人もいますが、電源を切っても、すでにつながった通報や送られたメッセージはなかったことになりません。むしろ、確認の電話に出られなくなるだけです。Appleによれば、緊急電話のあとは折り返しの電話を受けられるよう、「おやすみモード」や「不明な発信者を消音」などの機能が短時間だけ無効になることがあります。間違いを伝えるまでは、電源を入れたままにしておいてください。

通報されたかを確かめる方法|履歴とメッセージ

通報されたかを確かめる方法|履歴とメッセージ
電話とメッセージの2か所を見る

音が鳴って慌てて止めたあと、「結局、通報されたのか分からない」と不安になる人は少なくありません。確かめる場所は、電話アプリの「履歴」と、メッセージアプリの2か所です。

  1. 電話アプリの「履歴」:110・118・119などへの発信が残っていないかを見る
  2. メッセージアプリ:緊急連絡先あてに、現在地を知らせるメッセージが送られていないかを見る
  3. 着信:知らない番号からの不在着信がないかを見る。あれば、折り返して事情を説明する

発信の記録も送信済みのメッセージも見当たらなければ、カウントダウンの途中で止まった可能性が高いと考えられます。ただし、画面の記録だけで「絶対に通報されていない」と言い切れるわけではありません。どうしても気になる場合や、通話がつながった覚えがある場合は、緊急ではない相談窓口として、各都道府県警察の相談専用電話「#9110」に事情を話しておくと安心です。110番には、本当の緊急時以外にかけ直さないようにしてください。

勝手に作動する・音が鳴った原因

勝手に作動する・音が鳴った原因
ボタンが押され続けるとカウントダウンに進む

カバンやポケットの中で急に大きな音が鳴った、という相談の多くは、何かに押されてサイドボタンと音量ボタンが長押し状態になったケースです。カウントダウンが始まると警告音が鳴るため、気づいたときにはすでに通報の直前、ということもあります。

よくある原因 起きやすい場面
ボタンが押され続ける きついポケット、カバンの中で荷物に挟まる、寝ているときに体の下になる
5回押しの連続入力 「ボタンを5回押して通報」がオンのまま、サイドボタンを何度も押してしまう
ほかの操作との取り違え スクリーンショット、電源を切る、強制再起動のつもりでボタンを押し続ける
子どもの操作 小さな子どもがボタンを押して遊ぶ

特に多いのが、強制再起動のつもりでサイドボタンと音量ボタンを一緒に押し続けてしまうパターンです。ホームボタンのないiPhoneの強制再起動は、音量を上げるボタンを押してすぐ放し、音量を下げるボタンを押してすぐ放し、最後にサイドボタンだけを長押しする手順です。同時押しではない点を覚えておくと、取り違えを防げます。詳しい手順はiPhoneが起動しない時の強制再起動のやり方にまとめています。

長野県警察は、Android 12以降のスマホで電源ボタンの5回押しによる110番への誤発信が増えているとして注意を呼びかけ、iPhoneなどにも同様の機能があるとしています。iPhoneに限らず、自分や家族のスマホの設定を一度見ておくと安心です。

誤作動を防ぐ設定|自動通報のオン・オフ

iPhoneを手に持ち緊急SOSの設定を見直す

誤作動が続くなら、「設定」→「緊急SOS」で、ボタン操作だけで発信が始まる設定を見直すのが効果的です。Appleのユーザガイドによると、切り替えられるのは次の2つです。

設定の名前 オンのときの動き
長押ししてから放して通報 サイドボタンと音量ボタンを長押ししてから放すと、発信までのカウントダウンが始まる
ボタンを5回押して通報 サイドボタンを素早く5回押すと、発信までのカウントダウンが始まる

ここで押さえておきたいのは、オフにしても緊急電話そのものが使えなくなるわけではない点です。ボタンを押して出てくるスライダを手で動かせば、通報先を選んで発信できます。長野県警察も、Androidの自動通報をオフにした場合について「緊急通報用の画面や通常の通話機能から110番通報をすることは可能」と案内しています。どちらをオフにするかは、誤作動の原因に合わせて選んでください。

  • カバンの中で作動する:「長押ししてから放して通報」を見直す
  • ボタンを何度も押す癖がある:「ボタンを5回押して通報」をオフにする
  • 家族の連絡先を入れておく:「ヘルスケア」アプリで緊急連絡先を設定・編集する

設定の名前は、iOSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。以前のiOSでは「自動通報」という名前のスイッチだったこともあり、ソフトバンクの案内にはその画面が載っています。

衝突事故検出と衛星経由の緊急SOS

衝突事故検出と衛星経由の緊急SOS
ボタン以外で自動通報する2つの機能

ボタン操作をしていないのに「自動通報」された、という場合に確かめたいのが衝突事故検出です。Appleによると、iPhone 14以降は車の激しい衝突を検知すると、10秒間の警告音のあと、さらに30秒のカウントダウンを経て、反応がなければ自動で緊急通報サービスにつなぎます。緊急連絡先がある場合は、事故に遭ったことと位置情報も送られます。

機能 対象 動き オフにする場所
衝突事故検出 iPhone 14以降 激しい衝突を検知し、反応がなければ自動で通報する 「設定」→「緊急SOS」→「激しい衝突事故発生後に電話」
衛星経由の緊急SOS iPhone 14以降(日本では2024年7月30日から) 圏外でも衛星を通じて緊急通報サービスに連絡できる 使うときに自分で操作する

衝突事故検出は対応モデルで初めから有効になっており、Appleは「すべての車両衝突が検知されるとは限りません」とも説明しています(衝突事故検出で助けを呼ぶ)。事故ではないのに作動した場合も、警告やカウントダウンの間に自分でキャンセルすれば発信されません。オフにすると事故のときに助けを呼べなくなるため、誤作動が気になっても、まずはカウントダウンで止める方法を覚えておくほうが安心です。

衛星経由の緊急SOSは、山や海などモバイル通信もWi-Fiも届かない場所で、衛星を通じて緊急通報サービスに連絡できる機能です。日本では2024年7月30日に、iOS 17.6とともに提供が始まりました。登山や釣りなど、圏外に出る機会がある人には心強い機能です。

画面上部の「SOS」表示の意味と解除

画面上部の「SOS」表示の意味と解除
SOSは契約の電波につながっていない合図

「iPhone SOS 解除」で調べる人の中には、緊急通報ではなく、画面右上のアンテナの位置に「SOS」や「SOSのみ」と出る表示に困っている人も多いはずです。Appleによると、この表示は通信事業者のモバイル通信ネットワークが使えない状態を示し、緊急電話はほかのネットワーク経由(利用可能な場合)で試行されます。通常の電話やデータ通信はできません。

  1. 機内モードを切り替える:「設定」で機内モードをオンにし、15秒以上おいてからオフにする
  2. 場所を変える:屋内の奥や地下にいるなら、窓際や屋外に出て様子を見る
  3. 再起動する:電源を切って入れ直す
  4. 通信会社に確認する:契約が有効か、料金の未払いがないか、エリア内か、通信障害が起きていないかを確かめる

手順はAppleのサポート記事の案内にもとづいています。表示が消えないまま何日も続く、SIMを入れ替えても変わらない、といった場合は、SIMや本体側の不具合も考えられます。中古で買ったiPhoneなら、SIMロックやネットワーク利用制限の状態も確認しておくと原因を絞り込めます。

新しい安全機能を使うなら買い替えも

新しい安全機能を使うなら買い替えも
衝突事故検出と衛星経由はiPhone 14以降

緊急SOSの基本的な機能は、古いiPhoneでも使えます。一方で、衝突事故検出と衛星経由の緊急SOSは、どちらもiPhone 14以降が対象です。車で移動することが多い人や、圏外に出る趣味がある人にとっては、買い替えを考えるきっかけになる機能といえます。

新品にこだわらなければ、iPhone 14以降の中古を選ぶ方法もあります。リンクサスモバイルでも中古iPhoneの在庫を価格付きで掲載しています。中古で失敗しないための確認ポイントは中古iPhoneで後悔する7つの理由、購入先の選び方はiPhone中古を買うならどこかで解説しています。

監修:リンクサスモバイル 査定士 今井一輝

iPhoneの査定では、電源が入るか、画面の割れや傷、サイドボタンや音量ボタンが正しく動くか、バッテリーの状態、そしてApple Accountからのサインアウトと「探す」がオフになっているかを確認します。ボタンが押し込まれたままになる、反応が鈍いといった不具合は誤作動の原因にもなりますが、そうした個体でも状態によっては値がつく場合があります。買い替えの際は、処分する前に一度ご相談ください。

買い替えると決めたら、今のiPhoneは早めに査定へ出すのが得策です。新しいモデルが出るたびに相場は動き、置いておくあいだにもバッテリーは少しずつ劣化します。iPhoneの買取は店頭・宅配のどちらにも対応しています。

まとめ|間違えても切らずに伝える

iPhoneの緊急SOSは、サイドボタンと音量ボタンの同時長押し、または設定に応じたサイドボタンの5回押しで、警察・海上保安庁・消防などの緊急通報サービスにつなぐ機能です。間違えて作動させたら、カウントダウン中は「停止」で止め、つながってしまったら電話を切らずに「間違いです」と伝えてください。

通報されたか不安なときは、電話アプリの履歴とメッセージアプリを確認します。誤作動が続くなら「設定」→「緊急SOS」で自動通報の設定を見直し、画面上部の「SOS」表示が消えないときは機内モードの切り替えや通信会社への確認を試してください。衝突事故検出や衛星経由の緊急SOSを使いたいなら、iPhone 14以降への買い替えも選択肢になります。

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iPhoneの緊急SOSのよくある質問

iPhoneの緊急SOSを間違えて押したらどうなりますか?

カウントダウンが始まり、最後まで進むと緊急通報サービスに発信されます。カウントダウン中なら「停止」をタップし、「通話を停止」を選べば発信を止められます。スライダが出ただけなら、動かさずに「キャンセル」をタップしてください。

緊急SOSで電話がつながってしまったら切ってもいいですか?

切らずに待ち、相手が出たら間違いだったと伝えてください。Appleは、緊急通報サービスが必要ない場合でも電話を切らず、相手が応答するまで待ってから助けは必要ないことを説明するよう案内しています。長野県警察も、誤って110番通報したら、すぐに切らずに「間違い」「事件・事故ではない」と伝えるよう呼びかけています。

iPhoneの緊急SOSはどこに繋がりますか?

日本では警察(110番)、海上保安庁(118番)、消防・救急(119番)です。スライダを手で動かすと通報先を選ぶ画面が出ます。カウントダウンを最後まで進めた場合はそのまま発信されますが、地域によっては通報先を選ぶ画面に進むことがあります。

緊急SOSが通報されたか確かめる方法はありますか?

電話アプリの「履歴」で110・118・119などへの発信が残っていないか、メッセージアプリで緊急連絡先あてに現在地のメッセージが送られていないかを確認します。知らない番号からの不在着信があれば、折り返して事情を説明してください。気になる場合は、警察の相談専用電話「#9110」に相談する方法もあります。

緊急SOSを間違えたあと電源を切れば取り消せますか?

取り消せません。電源を切っても、すでにつながった通報や送られたメッセージはなかったことになりません。確認の電話に出られなくなるだけなので、間違いを伝えるまでは電源を入れたままにしておいてください。

緊急SOSの自動通報をオフにする方法は?

「設定」→「緊急SOS」で、「長押ししてから放して通報」と「ボタンを5回押して通報」のオン・オフを切り替えます。オフにしても、ボタンを押して出てくるスライダを手で動かせば緊急電話はかけられます。車の衝突による自動通報は「激しい衝突事故発生後に電話」で切り替えます。

画面上部に「SOS」と表示されるのはなぜですか?

通信事業者のモバイル通信ネットワークが使えない状態を示す表示です。緊急電話はほかのネットワーク経由(利用可能な場合)で試行されますが、通常の電話やデータ通信はできません。機内モードを15秒以上オンにしてからオフにする、場所を変える、再起動する、通信会社に契約やエリアを確認する、の順に試してください。

衛星経由の緊急SOSはどのiPhoneで使えますか?

iPhone 14以降が対象で、日本では2024年7月30日にiOS 17.6とともに提供が始まりました。モバイル通信もWi-Fiも届かない場所で、衛星を通じて緊急通報サービスに連絡できます。

ボタンの調子が悪い古いiPhoneは買取してもらえますか?

状態によっては値がつく場合があります。リンクサスモバイルの査定では、電源が入るか、画面の割れや傷、サイドボタンや音量ボタンの動作、バッテリーの状態、Apple Accountからのサインアウトと「探す」がオフになっているかを確認します。店頭・宅配のどちらにも対応していますので、処分する前に一度ご相談ください。

監修:リンクサスモバイル 査定士 今井一輝。設定の名称や操作は2026年10月時点のApple公式情報にもとづく内容です。画面の表記はiOSのバージョンや機種により変わる場合があります。

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