iPadをどれにするか迷ったら、会議と閲覧が中心なら無印、制作もするならAir、重い作業が毎日あるならPro、片手で読むならminiという並びで考えると外しません。現行は4シリーズです。ただし上位機種を選べば正解というわけではなく、使わない性能は費用に乗るだけで終わります。
この記事では、用途別のおすすめを早見表で示したうえで、4シリーズの違い、画面サイズと容量の決め方、対応するApple Pencilで選ぶ視点、買う前に確認する5点、中古なら何世代前までかを整理しました。
iPadはどれを買う?用途別おすすめ早見表
iPad選びは「何に使うか」で8割が決まります。スペック表を見比べる前に、自分の用途を先に決めてください。順番が逆になると、必要のない性能に費用を払うことになります。
| 主な用途 | おすすめのシリーズ | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 動画視聴・Web閲覧 | iPad(無印) | この用途では上位機種との差を体感しにくい |
| 仕事の資料作成・会議 | iPad(無印) | キーボードを足せば足りる。性能は余る |
| 手書きノート・学習 | iPad(無印)またはiPad Air | ペンの世代で選ぶ。本体性能は二の次 |
| イラスト制作 | iPad Air | ペンの最上位に対応し、性能も足りる |
| 動画編集・重いゲーム | iPad Pro | 処理性能の差がはっきり出る数少ない用途 |
| 電子書籍・片手で読む | iPad mini | 8.3インチは他にない。持ち歩きが軽い |
表を見て意外に思われたかもしれません。多くの用途で無印が候補に挙がります。これは手を抜いた結論ではなく、Web閲覧や資料作成では上位機種の性能を使い切る場面がないからです。逆にいえば、動画編集やイラスト制作をするなら、そこは素直に上を選ぶ価値があります。最新の構成はApple公式のiPad比較ページで確認できます。
4シリーズの違いとProがいらない人
現行はiPad Pro(M5)、iPad Air(M4)、iPad(A16)、iPad mini(A17 Pro)の4本です。価格は無印が最も安く、mini、Air、Proの順に上がっていきます。この並びを頭に入れたうえで、それぞれの立ち位置を見てください。
| シリーズ | 画面サイズ | ストレージ構成 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| iPad(A16) | 11インチ | 128GBから | 会議・閲覧・資料作成が中心。費用を抑えたい |
| iPad mini(A17 Pro) | 8.3インチ | 128GB・256GB・512GB | 片手で読みたい。持ち歩きが多い |
| iPad Air(M4) | 11インチ・13インチ | 128GB・256GB・512GB・1TB | 制作もするが毎日ではない。長く使いたい |
| iPad Pro(M5) | 11インチ・13インチ | 256GB・512GB・1TB・2TB | 動画編集など重い作業が日常にある |
Proを選ばなくていい人のほうが多い
あえて書いておきます。Proの性能を使い切る人は、実際にはそれほど多くありません。Web閲覧、動画視聴、資料作成、電子書籍。これらはどのシリーズでも快適にこなせるため、Proを選んでも「速くて気持ちいい」以上のものは返ってきません。差額をキーボードやペンに回したほうが、日々の使い勝手は上がります。
ただし逆のパターンもあります。動画編集を毎日する人が費用を惜しんで無印を選ぶと、書き出しのたびに待たされることになります。性能が要る用途かどうかを、正直に見極めるのが要点です。各シリーズの歴史や世代ごとの変化は歴代iPad一覧と世代比較で追えます。
用途別のおすすめモデル
用途をもう一段細かく見ていきます。本体だけでなく、必要な周辺機器まで含めて考えると、総額の見通しが立ちます。本体を安く済ませても、ペンとキーボードで結局上位機種の価格に届くことがあるためです。
| 使う人 | おすすめ構成 | あわせて必要なもの |
|---|---|---|
| 学生(ノート・課題) | iPad(A16) | ペン(USB-Cタイプ)、必要ならキーボード |
| 社会人(在宅ワーク) | iPad(A16) | キーボード、スタンド、イヤホン |
| イラストを描く人 | iPad Air 11インチ | ペンの最上位、ペーパーライクフィルム |
| 動画編集をする人 | iPad Pro 13インチ | 大きめの容量、外部ストレージ |
| 本や漫画を読む人 | iPad mini | 特になし。軽さがそのまま価値になる |
| 子供の学習・家族共用 | iPad(A16) | 頑丈なケース。中古でも十分 |
在宅ワークでiPadをメインに据えられるかは、業務システムしだいで結論が変わります。詳しくはiPadで在宅ワークができる仕事とできない仕事で整理しました。
画面サイズの選び方|8.3・11・13インチ
現行iPadの画面サイズは8.3インチ、11インチ、13インチの3種類です。11インチが標準で、無印・Air・Proのすべてにあります。13インチはAirとProのみ、8.3インチはminiだけの構成になっています。
| サイズ | 該当シリーズ | 向いている場面 | 厳しい場面 |
|---|---|---|---|
| 8.3インチ | mini | 片手で持つ、電子書籍、持ち歩き | 資料を並べる作業。キーボードでの長文入力 |
| 11インチ | 無印・Air・Pro | ほぼ全用途。迷ったらここ | 画面を2分割すると片側が狭い |
| 13インチ | Air・Pro | 2分割作業、動画編集、大きく描く | 重くなる。手に持って使うには不向き |
サイズ選びで後悔しやすいのは13インチです。店頭で見ると大きくて魅力的に映りますが、実際に持って使うと重さが効いてきます。机に置いて使う前提なら13インチは強力ですが、ソファや電車で持つ時間が長いなら11インチのほうが結果的に使う回数が増えます。どこで使うかを想像してから決めてください。
容量の選び方|128GBで足りるのか
現行モデルは128GBから始まる構成が標準です(Proのみ256GBから)。結論をいえば、動画を本体に貯め込まないなら128GBで足ります。ただし後から増やせないため、判断を誤ると数年間つき合うことになります。
| 使い方 | 容量の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| Web閲覧・動画配信の視聴 | 128GB | 配信は本体に残らない。容量を食わない |
| 資料作成・手書きノート | 128GB | 書類は軽い。クラウド併用でさらに余裕 |
| イラスト制作 | 256GB以上 | 作品ファイルが積み上がる |
| 動画編集 | 512GB以上 | 素材が最も重い。外部ストレージも検討 |
| 映画をダウンロードして持ち歩く | 256GB以上 | オフライン再生用のデータが膨らむ |
ここで釘を刺しておきます。iPadはmicroSDに対応していません。Androidタブレットのように、後からカードで増やすことができない構造です。足りなくなったらクラウドか外部ストレージに逃がすしかありません。「あとで何とかなる」と考えて最小構成を選ぶ場合は、この前提を理解したうえで決めてください。容量の考え方はタブレットはどれくらいの容量が必要かで詳しく整理しています。
対応するApple Pencilで選ぶ
見落とされがちですが、ペンを使うなら本体よりペンの対応を先に見るべきです。シリーズによって対応するApple Pencilが違い、あとから変更できません。手書きが目的なら、ここが本体選びの実質的な出発点になります。
| 現行モデル | 対応するApple Pencil | 意味すること |
|---|---|---|
| iPad(A16) | Apple Pencil(USB-C)/Apple Pencil(第1世代) | ペンの最上位には対応しない。手書きメモには十分 |
| iPad mini(A17 Pro) | Apple Pencil Pro/USB-C | 小型ながらペンの最上位に対応 |
| iPad Air(M4) | Apple Pencil Pro/USB-C | 制作用途ならここが下限になる |
| iPad Pro(M5) | Apple Pencil Pro/USB-C | ペン性能では上位3シリーズに差がない |
この表から読める判断は明快です。本格的にイラストを描くなら、無印は候補から外れます。無印が対応するApple Pencil(USB-C)は、側面に貼り付けて充電するタイプではなく、筆圧の扱いも上位のペンとは異なります。逆に、手書きでメモを取る程度なら無印のペンで困りません。
なお、ペンは本体と紐づくため、本体を買い替えるとペンも買い直しになることがあります。世代をまたぐときは総額で考えてください。ペアリングの仕組みや繋がらないときの対処はアップルペンシルが繋がらないときの対処法にまとめました。
買う前に確認したい5つのこと
本体を決める前に、この5点を確認しておくと「買ってから気づく」を避けられます。どれも数分で済む確認ですが、見落とすと後戻りできない部分です。
| 確認すること | なぜ効くか |
|---|---|
| ①使いたいアプリが対応しているか | 業務ソフトがWindows専用なら、そもそもiPadでは動かない |
| ②ペンの対応 | 本体を買ってからでは変えられない。手書きが目的なら最優先 |
| ③キーボードを使うか | 文字入力が多いなら必須。総額が変わる |
| ④容量 | 後から増設できない。microSDにも非対応 |
| ⑤どこで使うか | 持ち歩くなら重さが効く。机に置くだけなら大画面が有利 |
優先順位を付けるなら①が突出しています。アプリが動かなければ、どれだけ高性能な本体でも意味がありません。会社から支給されるソフトがブラウザで動くなら問題ありませんが、専用ソフトのインストールを求められる場合はPCが必要になります。買ってから気づくと、丸ごと無駄になりかねない部分です。
中古で選ぶなら何世代前までか
費用を抑えたいなら中古が現実的な選択肢になります。目安は1〜2世代前まで。それ以上さかのぼると、価格の下がり幅よりOSサポートの残りが減るほうが痛くなります。
| 狙う世代 | 評価 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1世代前 | 狙い目 | 性能は現行とほぼ変わらず、価格だけ下がる |
| 2世代前 | 条件付きで狙い目 | サポートの残りを確認する。閲覧中心なら十分 |
| 3世代前 | 慎重に | サポート終了が近い。コネクタやペンの世代も違う |
| 4世代以上前 | おすすめしにくい | 安くても使える期間が短い。バッテリーも劣化 |
中古で最も見落とされるのが、OSサポートの残り期間です。本体が安くても、サポートが切れればセキュリティ更新が止まり、アプリも順次動かなくなります。本体が動くことと、安全に使えることは別の話です。加えて、古い世代はコネクタやペンの規格も違うため、周辺機器の買い直しで結局高くつくことがあります。
安く買う具体的なルートはiPadを安く買う方法、新型を待つべきかの判断は新型iPadはいつ出るかで扱っています。
買い替えなら古いiPadは買取へ
新しいiPadを買うなら、今使っている端末を買取に出すと購入費の負担を減らせます。引き出しにしまったままの古いiPadも同じです。持っているだけでは1円にもなりませんが、査定に出せば次の1台の足しになります。
iPadの査定では、世代とストレージ容量が評価の土台になります。そのうえで、起動するか、画面や本体に傷や割れがないか、バッテリーの状態、初期化とApple IDのサインアウトが済んでいるか、箱や付属品が揃っているかを見ています。Apple Pencilや純正キーボードが揃っていると、その分の評価が加わることもあります。買い替えを迷っている段階でも、今の相場をお伝えできますので、まずは査定だけでもお試しください。画面が割れていたり起動しない端末でも、部品取りとして値がつくことがあります。
買取額は準備しだいで変わります。初期化とサインアウトを済ませ、本体をきれいにし、箱や付属品を揃えておく。この3点だけで査定額が上向くことは珍しくありません。iPadは新モデルが出るたびに相場が下がるため、買い替えると決めたら早めに査定に出すのが得策です。店頭買取と宅配買取のどちらにも対応し、査定は無料です。
- ▶ iPad買取 — 古い世代・画面割れ・起動しない端末も査定可能
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- ▶ 端末売却の危険性と安全な下取り方法
まとめ|迷ったら無印から考える
iPadは用途で選ぶと外しません。動画視聴、Web閲覧、資料作成、手書きメモが中心なら無印で足ります。イラスト制作をするならAir、動画編集など重い作業が日常にあるならPro、片手で読みたいならmini。この並びが基本の考え方になります。Proの性能を使い切る人は実際には多くないため、差額をキーボードやペンに回したほうが日々の使い勝手は上がります。
サイズは11インチが標準で、迷ったらここ。13インチは机に置く前提なら強力ですが、持ち歩くと重さが効いてきます。容量は動画を貯め込まないなら128GBで足りますが、iPadはmicroSDに対応せず後から増やせない点に注意してください。そして手書きが目的なら、本体よりペンの対応を先に確認するのが順番です。買い替えるなら、古いiPadは相場が下がる前に買取へ。
▼iPadの販売・買取はこちらから
▶ 中古iPadを探す:リンクサスモバイル iPad一覧
▶ iPadの査定・買取:iPad買取
iPad選びのよくある質問
iPadはどれを買うのがおすすめですか?
用途で決まります。動画視聴、Web閲覧、資料作成、手書きメモが中心ならiPad(A16)で足ります。イラスト制作をするならiPad Air、動画編集や重いゲームなど処理の重い作業が日常にあるならiPad Pro、片手で電子書籍を読みたいならiPad miniが向きます。上位機種を選べば正解というわけではなく、使わない性能は費用に乗るだけで終わります。
iPad Proは必要ですか?
Proの性能を使い切る人は実際にはそれほど多くありません。Web閲覧、動画視聴、資料作成、電子書籍はどのシリーズでも快適にこなせるため、Proを選んでも速さ以上のものは返ってきません。差額をキーボードやペンに回したほうが日々の使い勝手は上がります。ただし動画編集を毎日する人が費用を惜しんで無印を選ぶと、書き出しのたびに待たされることになります。
iPadの画面サイズはどれを選べばいいですか?
現行は8.3インチ、11インチ、13インチの3種類で、11インチが標準です。迷ったら11インチを選んでください。13インチは画面を2分割する作業や動画編集では強力ですが、重くなるため手に持って使うには不向きです。8.3インチのminiは片手で持てる唯一のサイズで、電子書籍や持ち歩きに向きます。どこで使うかを想像してから決めるのが失敗しないコツです。
iPadの容量は128GBで足りますか?
動画を本体に貯め込まないなら128GBで足ります。動画配信の視聴は本体にデータが残らず、書類や手書きノートも軽いためです。イラスト制作なら256GB以上、動画編集なら512GB以上を検討してください。注意点として、iPadはmicroSDに対応しておらず、容量を後から増やすことができません。足りなくなったらクラウドか外部ストレージに逃がすことになります。
イラストを描くならどのiPadがいいですか?
本格的に描くならiPad Airが下限の目安になります。ペンの対応で本体が絞られるためです。iPad(A16)はApple Pencil(USB-C)と第1世代に対応しています(第1世代はUSB-Cアダプタ経由)。側面に貼り付けるタイプのApple Pencil ProやApple Pencil第2世代には対応しておらず、筆圧の扱いも上位のペンとは異なります。iPad Air、iPad Pro、iPad miniはApple Pencil Proに対応しており、ペン性能ではこの3シリーズに大きな差はありません。
中古のiPadは何世代前まで買っていいですか?
1〜2世代前までが目安です。1世代前は性能が現行とほぼ変わらず価格だけ下がるため狙い目になります。3世代前以上になると、OSサポートの終了が近く、コネクタやApple Pencilの規格も違うため周辺機器の買い直しで結局高くつくことがあります。本体が動くことと安全に使えることは別で、サポートが切れればセキュリティ更新が止まります。
買い替えるとき古いiPadはどうすればいいですか?
買取に出すと購入費の負担を減らせます。査定では世代とストレージ容量が土台になり、起動するか、画面や本体の状態、バッテリー、初期化とApple IDのサインアウト、箱や付属品の有無を見ています。Apple Pencilや純正キーボードが揃っていると評価が加わることもあります。iPadは新モデルが出るたびに相場が下がるため、買い替えると決めたら早めの査定が有利です。
最終更新:(リンクサスモバイル 今井一輝 監修)。製品構成・対応状況はApple公式サイトでご確認ください。

