iPad 第11世代を待っている方へ。その後継機はすでに「iPad(A16)」として2025年3月12日に発売済みです。Appleが世代番号での呼び方をやめたため、第11世代という名前の製品は存在しません。待っていても出てこないのは、そもそも名前が変わったからです。
この記事では、第11世代がどこへ行ったのかを整理し、iPad(A16)のスペックと価格、現行ラインアップの発売日一覧をまとめました。次の新型がいつ頃かを過去の発売間隔から読み、リーク情報の見方と、今買うか待つかの判断材料まで解説します。
iPad 第11世代はいつ?答えは「発売済み」
結論からいえば、iPad 第10世代の後継は「iPad(A16)」という名前で2025年3月12日に発売されました〔Apple Newsroom〕。発表は同年3月4日です。つまり「第11世代を待つ」という前提そのものが、すでに過去のものになっています。
| 探しているもの | 実際の答え |
|---|---|
| iPad 第11世代 | この名前の製品は存在しない。該当するのは iPad(A16) |
| その発売日 | 2025年3月12日発売(3月4日発表) |
| 第10世代からの変化 | チップがA16に。前世代比で約30%高速化〔Apple Newsroom〕 |
| 次の無印iPad | 2026年7月時点で未発表。過去の間隔からの目安は本文で解説 |
| 直近で出た新型 | iPad Air(M4)が2026年3月11日に発売 |
とはいえ、探していた方が悪いわけではありません。Appleが世代の呼び方を途中で変えたことが原因です。「第10世代」の次は「第11世代」だと考えるのが自然な流れで、そこに公式の名前が用意されていないのだから、見つからなくて当然といえます。次章でこの経緯を整理します。
なぜ「第11世代」が見つからないのか
理由は2つあります。ひとつは世代番号からチップ名への呼称変更、もうひとつは「11」がインチ数と紛らわしいことです。この2つが重なって、検索しても答えにたどり着けない状態が生まれています。
理由1|Appleは世代番号での呼び方をやめた
かつては「iPad 第10世代」「iPad Air 第5世代」のように番号で区別していました。ところが近年のAppleは、搭載チップ名でモデルを呼ぶようになっています。iPad(A16)、iPad Air(M4)、iPad mini(A17 Pro)といった具合です。番号が振られていないだけで、中身の世代は進んでいます。
理由2|「11」はインチ数と重なってしまった
ここが最大の落とし穴です。現行モデルの正式名称は「11インチiPad(A16)」で、この11は画面サイズを指します。世代の11ではありません。そのため「iPad 11」で検索すると、11インチの製品情報と第11世代を探す情報が入り混じり、余計に分かりにくくなっています。
| 紛らわしい呼び方 | 実際に指しているもの |
|---|---|
| iPad 11世代 | 公式には存在しない。実質は iPad(A16) |
| iPad 11インチ | 画面サイズ。iPad(A16)やiPad Air、iPad Proにも11インチがある |
| 11インチiPad(A16) | 現行の標準モデルの正式名称 |
| iPad Pro 11インチ | 最上位シリーズの11インチモデル。まったく別の製品 |
手元のiPadがどの世代かを確かめたい場合は、iPadの機種・世代の調べ方でモデル番号から特定できます。歴代モデルの並びを通しで見たい場合は歴代iPad一覧と世代比較にまとめました。
iPad(A16)のスペックと価格
実質的な第11世代であるiPad(A16)は、A16チップを搭載し、ストレージが128GBから始まる構成になりました。前世代の第10世代は64GBスタートだったため、最小構成の容量が倍になった形です。
| 項目 | iPad(A16)の内容 |
|---|---|
| 発表・発売 | 2025年3月4日発表/3月12日発売 |
| チップ | A16 |
| ストレージ | 128GB/256GB/512GB |
| 処理性能 | 前世代比で約30%高速〔Apple Newsroom〕 |
| カラー | ブルー/ピンク/イエロー/シルバー |
| 対応するペン | Apple Pencil(USB-C)/Apple Pencil(第1世代) |
| 価格(Wi-Fiモデル) | 58,800円から |
※価格は2026年7月時点の目安です。構成・為替・キャンペーンで変わるため、最新額はApple公式サイトでご確認ください。
注意しておきたいのが、対応するApple Pencilです。iPad(A16)はApple Pencil(USB-C)とApple Pencil(第1世代)に対応しています(第1世代はUSB-Cアダプタ経由)。側面に貼り付けるタイプのApple Pencil Proや第2世代には対応していません。ペンを重視するなら、この点は本体選びの前に押さえておく必要があります。ペンが認識しないときの切り分けはアップルペンシルが繋がらないときの対処法で解説しています。
現行iPadラインアップと発売日一覧
2026年7月時点の現行ラインアップはPro(M5)、Air(M4)、iPad(A16)、mini(A17 Pro)の4本です。それぞれ発売時期が違うため、どのモデルが「新しい」のかは一目では分かりません。
| モデル | 発表日 | 発売日 | 2026年7月時点の新しさ |
|---|---|---|---|
| iPad Air 11/13インチ(M4) | 2026年3月2日 | 2026年3月11日 | 最も新しい。出たばかり |
| iPad Pro 11/13インチ(M5) | 2025年10月16日 | 2025年10月22日 | 約9か月前 |
| iPad(A16) | 2025年3月4日 | 2025年3月12日 | 約1年4か月前 |
| iPad mini(A17 Pro) | 2024年10月 | 2024年10月 | 約1年9か月前。最も期間が空いている |
この表から読み取れるのは、Appleが春と秋の年2回に分けてiPadを更新しているという傾向です。春はAirと無印、秋はProとminiという並びになっています。最新の構成はApple公式のiPad比較ページで確認できます。
次の新型iPadはいつ?発売間隔から読む
次の新型がいつかは、2026年7月時点でAppleから何も発表されていません。確実なことは誰にも言えないため、ここでは過去の発売間隔から目安を読み解きます。あくまで傾向であって、予定ではありません。
| シリーズ | 直近の発売 | 更新の傾向 | 次の目安(傾向からの推測) |
|---|---|---|---|
| iPad(無印) | 2025年3月 | 更新の間隔が長い。第10世代からA16まで約2年半 | 春の更新が定着すれば2027年春が一つの目安 |
| iPad Air | 2026年3月 | 近年は毎年3月に更新(M2→M3→M4) | この傾向が続けば2027年春 |
| iPad Pro | 2025年10月 | 秋の更新。間隔は1年〜1年半と幅がある | 2026年秋以降が一つの目安 |
| iPad mini | 2024年10月 | 更新の間隔が最も長い。3年あくこともある | 読みにくい。2026年秋以降の可能性 |
この表を見るときの注意点があります。過去の間隔はあくまで過去の話で、Appleは平気で傾向を崩します。実際、無印iPadは第4世代から第5世代まで4年以上あきましたし、iPad Airも第2世代から第3世代まで4年半かかっています。「毎年3月に出るはず」と決めつけて待つと、1年空振りすることもあり得ます。
そのうえで実務的な目安を挙げるなら、直近の発売から1年以上経ったモデルは更新が近い可能性があるという見方になります。2026年7月時点でこれに当てはまるのは、iPad(A16)とiPad miniです。逆にiPad Air(M4)は出たばかりなので、当面は待つ意味が薄いということになります。
iPadのリーク情報はどこまで信じられるか
新型を待つ人が頼りにするのがリーク情報ですが、確度には大きな幅があります。同じ「リーク」でも、部品供給網からの情報と、個人の憶測ではまったく重みが違います。見分ける軸を持っておくと振り回されずに済みます。
| 情報の種類 | 確度の傾向 | 付き合い方 |
|---|---|---|
| Apple公式の発表 | 確定情報 | これだけが事実。発表があるまでは全部が推測 |
| 部品供給網・規制当局への登録 | 比較的高い | 発売が近いサインになることがある |
| 実績のあるアナリストの予測 | 中程度 | 外れることもある。時期の幅を持って読む |
| 匿名の投稿・出所不明の画像 | 低い | 話半分。これを根拠に購入計画を立てない |
| 過去の発売間隔からの推測 | 参考程度 | 傾向であって予定ではない |
もうひとつ押さえておきたいのが、Appleは発売直前まで何も認めないという点です。発表イベントの日程が告知されるまで、公式には何ひとつ確定しません。リーク情報を追いかけるほど「もう少し待とう」となりがちですが、その待ち時間のあいだ、手元の古いiPadは使いにくいままで、しかも買取相場は下がり続けます。
今買うべきか、新型を待つべきか
待つかどうかは好みの問題ではなく、直近の発売からの経過期間と、今困っているかどうかの2軸で決まります。この2つを掛け合わせると、答えはほぼ自動的に出ます。
| あなたの状況 | 判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 今のiPadが壊れて使えない | 待たずに買う | 使えない期間の損失のほうが大きい |
| Airが欲しい | 待たずに買う | 2026年3月に更新されたばかり。当面は動きが薄い |
| 無印・miniが欲しく、急がない | 様子を見る余地あり | 直近の発売から1年以上が経過している |
| 用途が閲覧と動画中心 | 待たずに型落ちを買う | 世代差が体感に出にくい。新型を待つ意味が薄い |
| 動画編集など重い作業がある | 予算しだいで新型 | 世代差がはっきり出る領域 |
いちばん避けたいのが、目的もなく待ち続ける状態です。新型が出れば、その次の新型の噂がすぐ立ちます。待つ理由は永久に供給され続けるため、どこかで区切らないと買えません。今の使い方で困っていないなら、そもそも買い替える必要すらないという結論もあり得ます。どのモデルが自分に合うかはiPadのおすすめ機種と選び方で整理しています。
新型登場後は型落ち・中古が狙い目
新型を待つことには、もうひとつの効き目があります。新型が出ると、前の世代の中古相場が下がるという点です。最新モデルを買わない人にとっては、新型の登場そのものが買い時になります。
| タイミング | 中古相場の動き | 買う側から見ると |
|---|---|---|
| 新型の噂が出始める | まだ動かない | 変化なし |
| 新型が発表される | 旧モデルが下がり始める | 買い時が近づく |
| 新型が発売される | 買い替えで旧モデルの出物が増える | 選択肢が増えて狙い目 |
| 数か月経過 | 相場が落ち着く | 底値に近いが在庫は減る |
ただし、安さだけで飛びつくのは危険です。OSサポートの対象外になった世代は、どれだけ安くても長くは使えません。セキュリティ更新が止まり、アプリも順次非対応になっていきます。型落ちを狙うなら、1〜2世代前までに留めておくのが現実的な線になります。具体的な購入ルートはiPadを安く買う方法にまとめました。
買い替え時のiPad買取
新型を待つ判断には、見落とされがちなコストがあります。待っているあいだ、手元の古いiPadの買取相場は下がり続けているという点です。新型の発表は、売る側にとっては相場が一段下がる合図になります。
iPadの買取相場は、新型の発表前後で動きやすい傾向があります。査定では世代とストレージ容量が土台になり、そのうえで起動するか、画面や本体に傷や割れがないか、バッテリーの状態、初期化とApple IDのサインアウトが済んでいるか、箱や付属品が揃っているかを見ています。Apple Pencilや純正キーボードが揃っていると評価が加わることもあります。買い替えを考えているなら、新型の発表を待ってから売るより、決めた時点でお持ちいただくほうが有利に働くことが多いです。画面が割れていたり起動しない端末でも、部品取りとして値がつくことがあります。
買取額は準備しだいで変わります。初期化とサインアウトを済ませ、本体をきれいにし、箱や付属品を揃えておく。この3点だけで査定額が上向くことは珍しくありません。iPadは新型が出るたびに相場が下がるため、買い替えると決めたら早めに査定に出すのが得策です。店頭買取と宅配買取のどちらにも対応し、査定は無料です。
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まとめ|待つ前に名前の変化を知る
iPad 第11世代を待っていた方にとっては拍子抜けかもしれませんが、その後継機はiPad(A16)として2025年3月12日にすでに発売されています。Appleが世代番号での呼び方をやめ、チップ名で区別するようになったためです。しかも現行の正式名称は「11インチiPad(A16)」で、この11は画面サイズを指します。世代の11と混ざるのは無理もない話です。
次の新型がいつかは、2026年7月時点で何も発表されていません。過去の間隔から見れば、Appleは春にAirと無印、秋にProとminiを更新する傾向があり、直近の発売から1年以上経ったモデルは更新が近い可能性があります。ただし傾向は予定ではなく、実際に4年以上あいた例もあります。待つかどうかは、今困っているかどうかで決めるのが確実です。そして待つあいだも、手元の古いiPadの買取相場は下がり続けます。
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新型iPadに関するよくある質問
iPad 第11世代はいつ発売されますか?
第11世代という名前の製品は存在しません。iPad 第10世代の後継は、iPad(A16)という名前で2025年3月12日に発売済みです(発表は3月4日)。Appleが世代番号での呼び方をやめ、搭載チップ名でモデルを区別するようになったためです。第11世代を待っていても、その名前で出てくることはありません。
なぜiPad 第11世代が見つからないのですか?
理由は2つあります。ひとつはAppleが世代番号での呼称をやめ、iPad(A16)のようにチップ名で呼ぶようになったこと。もうひとつは、現行モデルの正式名称が11インチiPad(A16)で、この11が画面サイズを指すことです。世代の11とインチの11が混ざるため、検索しても答えにたどり着きにくくなっています。
iPad(A16)は第10世代から何が変わりましたか?
チップがA16になり、Appleによれば前世代比で約30%高速化しました。ストレージも最小構成が64GBから128GBへ倍増しています。カラーはブルー、ピンク、イエロー、シルバーの4色です。対応するペンはApple Pencil(USB-C)と第1世代で、側面に貼り付けるApple Pencil Proや第2世代には対応していません。
次の新型iPadはいつ出ますか?
2026年7月時点でAppleからは何も発表されていません。過去の傾向としては、春にiPad Airと無印iPad、秋にiPad ProとiPad miniが更新されてきました。直近の発売から1年以上経ったモデルは更新が近い可能性があり、2026年7月時点ではiPad(A16)とiPad miniが該当します。ただし傾向は予定ではなく、過去には4年以上あいた例もあります。
iPadのリーク情報はどこまで信じていいですか?
確度には大きな幅があります。確定情報といえるのはApple公式の発表だけで、それまでは全部が推測です。部品供給網や規制当局への登録は比較的確度が高く、実績のあるアナリストの予測は中程度、匿名の投稿や出所不明の画像は低いと考えてください。Appleは発売直前まで何も認めないため、リークを根拠に購入計画を固めるのは避けたほうが安全です。
今iPadを買うべきですか、新型を待つべきですか?
直近の発売からの経過期間と、今困っているかどうかの2軸で決まります。今のiPadが壊れているなら、使えない期間の損失のほうが大きいため待たずに買う判断になります。iPad Airは2026年3月に更新されたばかりなので当面は動きが薄く、無印やminiは直近の発売から1年以上が経過しています。用途が閲覧や動画中心なら世代差は体感しにくく、待つ意味は薄くなります。
新型が出たら古いiPadは買取に出したほうがいいですか?
iPadの買取相場は新型の発表前後で動きやすく、待つあいだに下がっていきます。買い替えを決めているなら、新型の発表を待ってから売るより、決めた時点で査定に出すほうが有利に働くことが多いです。査定では世代とストレージ容量が土台になり、起動の可否、画面や本体の状態、バッテリー、初期化とApple IDのサインアウト、付属品の有無を見ています。画面割れや起動しない端末でも部品取りとして値がつくことがあります。
最終更新:(リンクサスモバイル 今井一輝 監修)。発売時期の見通しは過去の傾向からの目安であり、Appleの予定ではありません。価格・製品構成はApple公式サイトでご確認ください。

