アップルペンシルが突然反応しない!接続できない場合の原因と対処法

アップルペンシルはiPadを使うにあたって、とても便利なツールなため、仕事や学校で使っている人が多いのではないでしょうか?
そんな便利なアップルペンシルが、突然「反応しない」「接続できない」状況になると困りますよね。
アップルペンシルが反応しない・接続できない場合は、まず互換性をチェックしてから充電残量やペアリング状態などを再確認することで、改善する可能性があります。
本記事では、アップルペンシルが反応しない・接続できないときの確認事項や対処法についてご紹介します。
アップルペンシルの寿命や交換タイミングについても紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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アップルペンシルが反応しないときは互換性をチェック
「アップルペンシルが反応しない」や「アップルペンシルに接続できない」と困った際は、まず互換性をチェックしましょう。
互換性のない組み合わせの場合、そもそもアップルペンシルが反応しないようになっています。
アップルペンシルの種類ごとに互換性を紹介するので、参考にしてみてください。
モデル名 | iPadの種類 |
Apple Pencil Pro ※Apple Pencil Proの丸くなった先端でデバイス名を確認 | iPad Pro 13インチ(M4) iPad Pro 11インチ(M4) iPad Air 13インチ(M2) iPad Air 11インチ(M2) iPad mini(A17 Pro) |
Apple Pencil (USB-C) ※Apple Pencilの筆記側と反対側の端に『Apple Pencil』と印字(分かれ目がある) |
iPad Pro 13インチ(M4) iPad Pro 11インチ(M4) iPad Pro 11インチ(第1・第2・第3・第4世代) iPad Pro 12.9インチ(第3・第4・第5・第6世代) iPad Air 13インチ(M2) iPad Air 11インチ(M2) iPad Air(第4/第5世代) iPad(第10世代) iPad mini(A17 Pro) iPad mini(第6世代) |
Apple Pencil(第2世代) ※筆記側と反対側に『Apple Pencil』と印字 |
iPad mini(第6世代) iPad Air(第4/第5世代) iPad Pro 12.9インチ(第3・第4・第5・第6世代) iPad Pro 11インチ(第1・第2・第3・第4世代) |
Apple Pencil(第1世代) ※筆記側と反対側に金属バンドが巻かれており『Apple Pencil』と印字 |
iPad mini(第5世代) iPad(第6・第7・第8・第9世代) iPad(第10世代) iPad Air(第3世代) iPad Pro 12.9インチ(第1/第2世代) iPad Pro 10.5インチ iPad Pro 9.7インチ |
互換性に問題がなく、アップルペンシルが反応しない・接続できない場合は、次に紹介する内容をチェックしてみましょう。
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アップルペンシルが反応しないときに確認してほしい4つのポイント
互換性があるのにもかかわらず、アップルペンシルが反応しない場合は、以下の項目を確認してみてください。
- アップルペンシルの電池の残量があるか
- ペン先が外れかかっていないか
- Bluetoothはオンの状態か
- アップルペンシルとiPadのペアリング状態
1.アップルペンシルの電池の残量があるか
まずはじめに確認してほしいポイントは、アップルペンシルの電池の残量です。
アップルペンシル反応しないなと思ったら0%だった
— てんしさん/恣意 (@loopininferno) December 7, 2024
アップルペンシルの充電がない場合は、充電してから接続を確認する必要があります。
アップルペンシルの電池の残量は簡単に確認できるので、以下の手順で確認してみましょう。
- iPadの「設定」アプリを起動する
- 「Apple Pencil」を項目をタップ
- 画面上部にバッテリー残量が表示されるため確認
Apple Pencil第一世代は特に充電切れが起こりやすいので、注意してください。
2.ペン先が外れかかっていないか
アップルペンシルのペン先が外れかかっていた場合、正常に反応しないケースも。
アップルペンシル、ちゃんとペン先が閉まりきらなくなってしまって反応しない あーあ
— 二階 (@k_secondfloor) December 18, 2024
Apple Pencilはペン先を自由に着脱できるため、長時間同じものを使い続ける、新しく取り換えたなどの場合に、接続が緩んでしまう可能性があります。
しっかりと取りついていない場合は、時計回りに捻ることで改善するかもしれません。
3.Bluetoothはオンの状態か
iPad側のBluetoothの接続が『オフ』の状態だと、アップルペンシルが反応しません。
もし、オンになっていてもアップルペンシルが反応しない・接続しないときは、iPad側のBluetoothの設定を『オン』と『オフ』で切り替えてみましょう。
iPad側で設定アプリを開き「Bluetooth」の項目をタップすることで、簡単にオンオフを切り替えることができます。
4.アップルペンシルとiPadのペアリング状態
アップルペンシルとiPadのペアリングが上手くできていないがために、反応しない・接続できない状態が起きている可能性も。
再度ペアリングを行うことで改善する場合もあるので、以下の手順で確認してみてください。
- iPadの「設定」アプリを起動
- 「Bluetooth」をタップする
- 「自分のデバイス」の一覧から「Apple Pencil」の右に表示される「i」をタップする
- 「このデバイスの登録を解除する」をタップする
- 確認のポップアップである「デバイスの登録を解除する」をタップする
- Apple PencilをiPadの側面に付けて再度ペアリングを行う
なお、iPadのOSバージョンによって操作方法が異なる場合があるので、詳しい手順はApple公式サイトをチェックしましょう。
アップルペンシルが反応しないときの7つの対処法
アップルペンシルが反応しない・接続できない場合は、以下の対処法で改善するか試してみてください。
- ペアリングの再接続
- Lightningケーブルを使用する
- アプリの再起動
- iPadの再起動
- iPadのOSを確認する
- 充電を行う
- 画面保護フィルムを付け替える
1.ペアリングの再接続
なんらかの原因によって、iPadとアップルペンシルのペアリングが解除されている可能性も考えられるため、ペアリングを解除して、再接続を行ってみてください。
ペアリングでiPadと再接続する方法は簡単なので、Apple公式サイトを確認しましょう。
ペアリングを再接続しても改善しない場合は、次の項目を確認してください。
2.Lightningケーブルを使用する
Lightningケーブルを使って、物理的にiPadとアップルペンシルを接続すると改善するケースも。
なお、アップルペンシルでケーブルと直接つなぐことが可能なのは『Apple Pencil第一世代』のみとなっています。
USB-Cケーブルを使用することで、アップルペンシルとiPadの接続が可能です。
接続ができたら、iPadを再起動してペアリングを行いましょう。
3.アプリの再起動
端末に異常がない場合、アプリ側で不具合が起きている可能性があります。
アプリの不具合でも、アップルペンシルが反応しない・接続できないケースもあるので確認が必要です。
アプリを再起動する場合は、Appスイッチャー(起動中のアプリを表示する機能)を表示して、反応しないアプリを検出しましょう。
反応しないアプリを見つけたら、上向きにスワイプすることで、アプリを終了させることができます。
再度、ホーム画面やAppライブラリから終了したアプリを起動することで、アプリの再起動が可能なため、正常に作動しているかチェックしてください。
4.iPadの再起動
iPadの再起動も、アップルペンシルが反応しない・接続できない場合に有効な対処法の一つです。
iPad側で一時的にトラブルや不具合が起きている場合、端末自体を再起動することで解決するケースもあります。
iPadの再起動は、ホームボタンの有無で異なります。
- ホームボタン非搭載のiPad⇒音量調整ボタン+サイドボタンを長押しして電源オフにし、サイドボタンを長押しして起動
- ホームボタン搭載のiPad⇒トップボタンを長押ししてオン/オフ切替
5.iPadのOSを確認する
iPadのソフトウェア(OS)が不具合を起こしている場合は、iPadのOSをアップデートすることで改善するかもしれません。
iPadのOSアップデートの手順はとても簡単で、設定アプリから「一般」>「ソフトウェア・アップデート」>「ダウンロードしてインストール」をタップするだけ。
もし古いOSでiPadを使用している場合は、OSが古い原因でアップルペンシルが反応しないだけかもしれませんよ。
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6.充電を行う
充電切れによってアップルペンシルが反応しない場合は、少しだけ充電するのではなく、フル充電を行ってください。
バッテリー残量が十分にない場合、いくら電池があっても作動しないケースがあります。
大体1~2時間ほど充電を行うことでフル充電ができる場合が多いので、ぜひお試しください。
7.画面保護フィルムを付け替える
iPadに厚めの画面保護フィルムを付けている場合、アップルペンシルの感度が悪くなり、反応しないときもあります。
もし、アップルペンシルが反応しないタイミングが、新しいフィルムに付け替えたタイミングと近ければ、画面保護フィルムが原因である可能性が高いでしょう。
一度画面保護フィルムを剥がして、アップルペンシルが反応するか確認してみてください。
もし画面保護フィルムが原因であれば、お使いのものより薄いタイプの保護フィルムを選ぶようにしましょう。
アップルペンシルが反応しないのを防ぐ!寿命や交換する時期
アップルペンシルが反応しない・接続できない状況を防ぐために、知っておくべきことがあります。
それは、アップルペンシルの『ペン先』の寿命です。
アップルペンシルは永久品ではなく消耗品となっており、一定期間使ったあとに交換が必要。
アップルペンシルのペン先の寿命は、使用頻度や筆圧などによって変わっていきます。
ここからは、アップルペンシルの寿命や交換タイミングについて紹介するので、常に最適な状態でアップルペンシルを使うための参考にしてみてください。
使用頻度が高い場合
アップルペンシルは使用頻度が高いほど、ペン先が早くすり減ってしまいます。
仕事や学校でiPadやタブレットを使うのが主流となりつつある現代では、アップルペンシルを毎日使う人も多いでしょう。
アップルペンシルを毎日数時間程度使っている人の場合は、数カ月ほどでアップルペンシルの交換が必要になるケースも。
一方で、あまりアップルペンシルを使わない・週末だけ使うといった人の場合、1年以上は問題なく使うことが可能なケースもあります。
保護フィルムを使用している場合
アップルペンシルを使うために、iPadにペーパーライク保護フィルム(ざらざらとした紙のような質感のフィルム)を貼っている場合、ペン先のすり減りが早くなるケースも。
特に筆圧が強い人の場合は、使っている保護フィルムの種類でアップルペンシルの寿命がかなり変わるので、注意が必要です。
筆圧が強い場合
先ほど、筆圧が強い人は保護フィルムの種類によってアップルペンシルの寿命が変わることをお伝えしました。
筆圧が強い場合、ペン先が早くすり減ってしまう一方で、筆圧が弱い場合はその分ペン先が長持ちするでしょう。
アップルペンシルを使っている間は、自分の筆圧の強弱を意識して、適切なタイミングで交換するのが重要なポイントです。
ペン先が劣化すると、書き込みの質に影響が出てしまいます。
もちろん、ペン先が壊れてしまった場合はそのまま使い続けるのではなく、新しいものに交換してくださいね。
まとめ
今回の記事では、アップルペンシルが反応しない・接続できないときの確認事項や対処法などについてご紹介しました。
アップルペンシルが反応しない・接続できない状況に陥った場合、まずはお使いのデバイスとアップルペンシルの互換性を確認しましょう。
互換性のないもの同士の場合、そもそもアップルペンシルは反応しないので、互換性は必ず確認してほしいポイントです。
互換性に問題がない場合は、アップルペンシルの充電残量やペアリング状態をチェックしましょう。
また、改めてペアリング設定を行ったり、iPadのOSをアップデートしたりと、今回の記事で紹介した対処法を試すことで改善するケースもあります。
アップルペンシルを快適に使うためにも、今回の記事を参考にしてみてくださいね。