iPhoneの歩数計は、最初から入っている「ヘルスケア」アプリで見られます。アプリを追加する必要はなく、本体を持ち歩いているだけで自動的に記録されています。数字が出ていない場合は、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「モーションとフィットネス」がオフになっているのが原因です。
この記事では、歩数の見方、カウントされないときの確認、ホーム画面からすぐ見る方法、どこまで正確なのか、Apple Watchと組み合わせた場合の違い、そして使わなくなったiPhoneを歩数計として活かす方法までを整理します。
iPhoneの歩数計はどこにある?早見表
「歩数計アプリを探しても見つからない」という声をよく聞きます。理由は単純で、歩数計という名前のアプリが存在せず、機能が「ヘルスケア」に入っているためです。やりたいことごとの入り口は次のとおりです。
| やりたいこと | 操作する場所 | ひとこと |
|---|---|---|
| 今日の歩数を見る | ヘルスケア →「概要」または「ブラウズ」→「アクティビティ」→「歩数」 | アプリの追加は不要 |
| 記録されていないのを直す | 設定 →「プライバシーとセキュリティ」→「モーションとフィットネス」をオン | ここがオフだと何も貯まらない |
| ホーム画面ですぐ見る | ホーム画面を長押し →「+」→ ヘルスケアのウィジェットを追加(歩数の数字を出したい場合は対応アプリのウィジェットを使う) | アプリを開かずに確認できる |
| 過去の記録を振り返る | 歩数の画面で「週」「月」「年」を切り替える | グラフで推移が見える |
| 歩いた距離も知りたい | 「アクティビティ」→「ウォーキング+ランニングの距離」 | 歩数とは別項目になっている |
| 他のアプリと共有する | ヘルスケアの「共有」やアプリ側の連携設定 | データの受け渡しを許可する |
ポイントは「すでに記録されている」という点です。今日から始める必要はなく、iPhoneを買った日からの記録が残っている場合もあります。まずは開いて確かめてみてください。
ヘルスケアアプリで歩数を見る
手順は4ステップです。ピンク色のハートのアイコンが「ヘルスケア」で、これが歩数計の本体にあたります。
- ホーム画面から「ヘルスケア」を開く
- 下部の「ブラウズ」をタップする
- 「アクティビティ」を選ぶ
- 「歩数」をタップすると、今日の歩数とグラフが表示される
グラフの上にある「日」「週」「月」「年」を切り替えると、過去の推移が見られます。1日単位で一喜一憂するより、週や月で平均を見るほうが自分の傾向をつかみやすくなります。
よく見る項目をお気に入りに登録する
毎回「ブラウズ」からたどるのは手間です。歩数の画面を下にスクロールすると「お気に入りに追加」という項目があり、ここをオンにしておくと「概要」の画面に常に表示されるようになります。開いてすぐ目に入る位置に置いておくと、続けやすくなります。
項目名や配置はiOSのバージョンや機種によって変わる場合があります。見当たらないときは、近い名前の項目を探してみてください。
歩数がカウントされないとき
数字が0のまま、あるいは明らかに少ない。この場合、原因はほぼ設定です。上から順に確認すれば、たいていはここで解決します。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| まったく記録されない | フィットネストラッキングがオフ | 設定 →「プライバシーとセキュリティ」→「モーションとフィットネス」をオンにする |
| アプリに数字が渡らない | そのアプリへのアクセスが許可されていない | 同じ画面でアプリごとのスイッチをオンにする |
| 歩いたのに増えない | 本体を持ち歩いていない | カバンやポケットに入れて歩く |
| 実際より少ない | 手押し車やカートを押している | 本体が揺れないと拾いにくい |
| 途中から止まった | 電源が切れていた | 充電残量を確認する |
| 設定を直しても増えない | 一時的な不具合 | 本体を再起動する |
最も多いのが1行目です。この項目は初期状態でオンになっていますが、過去に電池を節約しようとしてオフにした、または初期設定の際に許可しなかったというケースがあります。オフの期間の歩数はさかのぼって記録されません。気づいた時点でオンにしてください。
充電がすぐ切れて記録が途切れる場合は、バッテリー側の問題も考えられます。充電がすぐなくなる原因と対処法もあわせて確認してみてください。
ホーム画面からすぐ見る方法
歩数を習慣にしたいなら、見る回数を増やすのがいちばん効きます。アプリを開くひと手間をなくすだけで、意識する頻度が変わってきます。
- ホーム画面の何もないところを長押しする
- アイコンが揺れ始めたら、左上の「+」をタップする
- 一覧から「ヘルスケア」を選ぶ
- 大きさを選んで「ウィジェットを追加」をタップする
置く場所は1ページ目がおすすめです。2ページ目以降に置くと、結局スワイプする手間が残って見なくなります。よく使うアプリを1つ移動させてでも、目に入る位置を確保してください。なお標準のヘルスケアウィジェットは表示できる項目が限られており、歩数の数字をそのまま出したい場合は、歩数表示に対応したアプリのウィジェットを使ってください。
ホーム画面の整理そのものに悩んでいる場合は、ホーム画面をおしゃれにする方法でレイアウトの考え方をまとめています。
歩数はどこまで正確なのか
iPhoneは本体の揺れから歩行を判定しています。持ち歩いている限りはポケットでもカバンでも数えられますが、本体が動かない状況では拾えません。この特性を知っておくと、数字のズレに納得がいきます。
| 状況 | カウントされるか | 理由 |
|---|---|---|
| ポケットに入れて歩く | される | 体の動きが本体に伝わる |
| カバンに入れて歩く | される | 揺れが伝わるため拾える |
| 手に持って歩く | される | 腕の振りで判定できる |
| カートや手押し車を押す | されにくい | 本体がほとんど揺れない |
| 机に置いたまま歩き回る | されない | 本体が動いていない |
| 車や電車に乗っている | 基本はされない | 歩行と異なる揺れ方として扱われる |
市販の歩数計と比べて数字が違うのは、判定の仕組みが機器ごとに違うためです。どちらが正しいというより、同じ機器で毎日測って推移を見るほうに意味があります。絶対値ではなく、昨日より増えたか減ったかで判断するのが実用的な使い方になります。
目標の立て方に迷ったら、公的な指針が基準になります。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人に対して歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、これは1日約8,000歩以上に相当すると示されています〔厚生労働省 推奨シート:成人版〕。あわせて、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することも勧められています。
腕時計と組み合わせるとどう変わるか
Apple Watchを持っている場合、歩数の記録は手首側が優先され、ヘルスケアにまとめて集まります。二重にカウントされる心配はありません。
| 項目 | iPhoneだけ | 腕時計と併用 |
|---|---|---|
| 持ち歩きの必要 | 本体を身につける必要がある | 手首にあるので取りこぼしが減る |
| 家の中の移動 | 置いたままだと記録されない | 記録される |
| カートを押すとき | 拾いにくい | 腕の動きで拾える場合がある |
| 心拍などの記録 | 対象外 | あわせて記録できる |
| 費用 | かからない | 本体の購入費がかかる |
ただし歩数を数えるだけなら、腕時計を買い足す必要はありません。本体を持ち歩く習慣がある人にとっては、標準機能だけで十分な精度が出ます。運動の記録を本格的に取りたい、心拍も見たいという段階になってから検討しても遅くありません。機種の違いはApple Watch歴代モデルの比較にまとめています。
歩数計アプリを入れる必要はあるか
結論からいえば、歩数を見るだけなら追加のアプリは要りません。標準の機能で足りるからです。それでもアプリを入れる価値があるのは、次のような場合に限られます。
- 目標達成でポイントが貯まる仕組みを使いたい:歩数に応じた特典があるサービス
- 家族や友人と記録を共有したい:競争や励まし合いで続けたい場合
- 細かい分析をしたい:ペースや歩幅などを掘り下げたい場合
- 通知で毎日リマインドしてほしい:標準機能より積極的に促してくれる
逆にいえば、この4つに当てはまらないならアプリは不要です。歩数のデータは体の動きという個人情報でもあります。提供元がはっきりしないアプリに広い権限を渡すのは避けたいところです。アクセス許可を求められたら、何のために必要なのかを確認してから判断してください。
アプリを増やすほど本体の容量も圧迫されます。動作が重いと感じるなら、スマホの空き容量の確認方法で整理する手もあります。
古いiPhoneを歩数計として使う
買い替えで余ったiPhoneがあるなら、回線を契約しなくても歩数計として使えます。歩数の記録は通信を使わない機能だからです。ただし、この使い方には向き不向きがあります。
| 使い方 | 向いているか | 理由 |
|---|---|---|
| 散歩用に軽い機種を持ち歩く | 向いている | 落としても痛手が小さい |
| 子どもや家族に持たせる | 向いている | 通信費をかけずに記録できる |
| メインと2台持ちする | 条件つき | 2台分の充電と持ち歩きが手間になる |
| 記録をまとめて管理したい | 向かない | iCloudのヘルスケア同期をオンにすれば記録を共有できる |
| そのまま何年も使う | 向かない | 眠らせるほど買取額が下がる |
正直なところ、すでに現役のiPhoneを持ち歩いているなら、2台目を歩数計にする意味は薄いのが実際のところです。iCloudのヘルスケア同期をオンにしていれば記録は共有できますが、2台を同時に持ち歩くとデータの出どころが増え、管理が分かりにくくなります。使い道が思いつかないまま引き出しにしまうくらいなら、値が付くうちに手放すほうが合理的です。2台持ちの是非はスマホ2台持ちのメリットとデメリットで整理しました。
使わないiPhoneは査定へ
引き出しの中のiPhoneは、置いておくだけで価値が下がっていきます。新しい機種が出るたびに相場は下がるため、使わないと決めた時点が動きどきです。
サブ機として使うつもりのまま、何年も眠っていた端末をお持ちいただくことがあります。査定では、電源が入るか、画面割れの有無、バッテリーの最大容量、初期化とデータ消去が済んでいるか、箱や付属品が揃っているかを確認しています。ヘルスケアの記録を引き継ぐため、手放す前にiCloudのヘルスケア同期またはバックアップが済んでいることを確認し、アカウントからサインアウトしたうえで初期化してください。ネットワーク利用制限の状態も評価に関わります。
査定前の下準備は手間のわりに効きます。初期化とデータ消去を済ませ、画面と本体をきれいにし、箱や付属品を揃えておく。これだけで評価が上向くことは珍しくありません。健康の記録は買い替え先へ引き継げます。iCloudのヘルスケア同期を使っていれば新しい端末でサインインするだけで、そうでない場合もバックアップから復元すれば、これまでの歩数がそのまま続きます。
- ▶ iPhoneの買取 — 画面割れ・ジャンク品も査定可能
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まとめ|アプリを入れる前に標準機能を見る
iPhoneの歩数計は「ヘルスケア」アプリの中にあり、本体を持ち歩いているだけで自動的に記録されています。歩数計という名前のアプリがないため見つからないだけで、機能そのものは最初から動いています。「ブラウズ」→「アクティビティ」→「歩数」の順に進めば、今日の数字と過去のグラフが見られます。
数字が出ていないときは、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「モーションとフィットネス」がオフになっているのが最も多い原因です。オフの期間はさかのぼって記録されないため、気づいた時点でオンにしてください。数字の絶対値は機器ごとに差が出るので、同じ端末で毎日測って推移を見るのが実用的です。追加のアプリは、ポイント連携や記録の共有をしたい場合に限って検討すれば足ります。
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iPhoneの歩数計に関するよくある質問(FAQ)
iPhoneの歩数計はどこにありますか?
最初から入っている「ヘルスケア」アプリの中にあります。ピンク色のハートのアイコンが目印です。下部の「ブラウズ」から「アクティビティ」を開き、「歩数」をタップすると今日の歩数とグラフが表示されます。歩数計という名前のアプリは存在しないため、探しても見つかりません。
iPhoneの歩数がカウントされないのはなぜですか?
「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を開き、「モーションとフィットネス」がオフになっているのが最も多い原因です。ここをオンにすると記録が始まります。ただしオフだった期間の歩数はさかのぼって記録されません。ほかに、本体を持ち歩いていない、カートを押していて本体が揺れない、電源が切れていたといった原因もあります。
iPhoneの歩数計は正確ですか?
本体の揺れから歩行を判定する仕組みのため、ポケットやカバンに入れて持ち歩いていれば数えられます。一方でカートや手押し車を押すときは本体が揺れず拾いにくく、机に置いたままでは記録されません。市販の歩数計と数字が違うのは判定の仕組みが機器ごとに異なるためで、同じ端末で毎日測って推移を見るほうが実用的です。
歩数をホーム画面ですぐ確認できますか?
ウィジェットを置けば、アプリを開かずに確認できます。ホーム画面の何もないところを長押しし、アイコンが揺れ始めたら左上の「+」をタップして一覧から「ヘルスケア」を選び、大きさを決めて追加します。2ページ目以降に置くとスワイプの手間が残るため、1ページ目に置くのがおすすめです。
歩数計アプリを別に入れる必要はありますか?
歩数を見るだけなら追加のアプリは要りません。標準の機能で足ります。アプリを入れる価値があるのは、歩数に応じてポイントが貯まる仕組みを使いたい、家族や友人と記録を共有したい、ペースや歩幅まで分析したい、通知で毎日促してほしいという場合です。歩数は体の動きという個人情報でもあるため、提供元がはっきりしないアプリに広い権限を渡すのは避けてください。
使わなくなったiPhoneを歩数計にするのはありですか?
回線を契約しなくても歩数の記録はできるため、散歩用や家族用としては使えます。ただし現役のiPhoneをすでに持ち歩いているなら、iCloudの同期で記録を共有できるとはいえ、データの出どころが増えて管理が分かりにくくなります。使い道が思いつかないまま眠らせておくと相場は下がっていくため、値が付くうちに査定へ出すほうが合理的です。リンクサスモバイルでは画面割れやジャンク品も査定できる場合があります。
監修:リンクサスモバイル 査定士 今井一輝。設定画面の名称・階層は、iOSのバージョンや機種により表記が変わる場合があります。

