充電の減りが早い原因と対処法|iPhone・Androidでできる節電のコツ

スマホを使っていると、「最近、充電の減りが早いな…」と感じることはありませんか? アプリを頻繁に使ったり、ゲームを楽しんだりする中で、バッテリーの消耗が気になる方も多いでしょう。
充電の減りが早いと頻繁に充電する必要があり、手間に感じることもあります。
実は、充電の減りが早い原因は、スマホの経年劣化や設定状況、さらにはアプリの使用方法にあることが少なくありません。そこで本記事では、充電の減りが早いと感じた際に役立つ原因の特定と対処法について詳しく解説します。
また、バッテリー交換のタイミングや、充電が遅い・できない場合の対応策についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
スマホの充電の減りが早い主な原因とは?

iPhoneやAndroidスマホを使っていて「充電の減りが早いな…」と感じたことはありませんか?
iPhoneやAndroidスマホの充電の減りが早い場合、電池の経年劣化やアプリの影響など、原因はさまざまです。
ここからは、iPhone・スマホの充電の減りが早くなる4つの原因を紹介していきます。
- 端末内の電池が経年劣化している
- iPhone・スマホが電池残量を正しく認識できていない
- 負荷がかかるアプリを起動している
- iPhone・スマホの設定に問題がある
端末内の電池が経年劣化している
iPhoneやスマホの充電の減りが早いと感じたら、電池の経年劣化を疑いましょう。これは電池の減りが早くなる原因で最も多いケースです。
ほとんどのスマホには「リチウムイオン電池」といった経年劣化に強い電池を使っていますが、いくら強いと言っても何年も同じスマホを使用していれば劣化はするものです。
スマホの種類によって電池の寿命が異なりますが、大体2年ほどで劣化して何かしらのトラブルが起きる可能性があります。
負荷のかからないアプリを使っていても充電の減りが早い場合も、経年劣化が原因である可能性が高いでしょう。
端末が熱い場合も充電の減りが早くなる?

iPhoneやスマホ本体が熱を帯びて「熱い」と感じる場合、充電の減りが早くなるケースもあります。
端末の発熱も経年劣化が原因であることが多いのですが、中には負荷のかかるアプリの使用や高温の場所でスマホを使っていることが原因でスマホが発熱するケースも。
もし端末が発熱した場合は、一旦冷ましましょう。冷ましても症状が変わらない場合は、経年劣化が原因である可能性があります。
【関連リンク】スマホiPhoneすぐ熱くなるのはなぜ?携帯寿命?発熱対処方法一覧
iPhone・スマホが充電残量を正しく認識できていない

iPhoneやスマホを使っているとき、突然電源が落ちてしまうと「充電がなくなった?」と疑うこともあるでしょう。
そのときは、再起動して画面上にある充電残量を確認し、まだ残量がある場合はスマホが電池残量を正しく認識できていない可能性が考えられます。
画面上に表示されている充電残量は、リチウムイオン電池の電圧から算出しており、放電の圧力などに問題が発生した場合は、正しい充電残量を伝えることができないようです。
負荷がかかるアプリを起動している

起動しているアプリによって、充電の減りが早くなる場合があります。
Google Mapのような地図アプリや、不具合が起きているアプリなどはスマホに負荷がかかって充電を消耗してしまうようです。
スマホ充電の減りが早い……特にGooglemap使う時ヤバい(>_<。)? ギガ大量に使う……スマホ変えたい。。
— とっしー (@Katetosiko) August 21, 2024
また、複数のアプリを起動する・バックグラウンドで多くのアプリを開いている場合も、充電を多く消耗してしまうので注意しましょう。
iPhone・スマホの設定に問題がある

iPhoneやスマホの設定状況によって、充電の減りが早くなることも。
- 省電力モードがオフになっている
- 普段使用していない機能が常にオンの状態
- 画面の明るさが最大 など
また、Wi-Fiが常にオンの状態の場合、未接続の場所にいてもバックグラウンドで接続先を探そうとするので、その分充電が消耗してしまいます。
必要のない機能はオフにするなど、設定状況を今一度確認してみましょう。
iPhone・スマホの充電の減りが早いときの対処法3選

充電の減りが早いときは、スマホの設定の変更・充電の仕方などで改善する場合があります。
ここからは、充電の減りが早いときの対処法を紹介していきます。
- 残量を使い切ってから電源オフにして充電する
- スマホの設定を見直す
- アプリを管理する
残量を使い切ってから電源オフにして充電する

端末が正しく充電残量を認識していない場合は、一度充電を全て使い切った状態で充電するのが効果的です。
これによって、リチウムイオン電池の容量や状態をスマホに正しく認識させることができ、表示と残量が正常になる可能性があります。
スマホの設定を見直す
以下のようにスマホの設定を見直すことで、充電の減りを抑えて節電に繋がります。
- ネットの接続・位置情報の使用を控える:モバイルネットワーク通信が不要な場合は「機内モード」をオンもしくはWi-Fiを使用する
- Bluetoothを使わないときはオフにする
- 位置情報へのアクセスをしないようにオフにする
- カメラの使用・通信を利用するゲームは極力控える など
液晶画面の設定

スマホの液晶画面はかなり充電を消費するため「自動ロック(スリープ)」の秒数を短くし、すぐに画面がオフの状態になるように設定するのがおすすめです。
さらに、画面の明るさは、かなり暗くなるよう下げておくのも効果的でしょう。

Wi-Fi・位置情報サービスの設定
Wi-Fiを接続していない場所でWi-Fiの設定がオンの状態だと、Wi-Fiを接続しようとスポットを探すため、充電を消耗します。
そのため、Wi-Fiを使わないとき・場所にいるときはオフにしましょう。
※コントロールセンターでオフでは完全にオフにならないため、設定アプリより変更する
また、位置情報サービスも同様に充電を消耗するので、常に稼動する必要のないアプリは「使用しない」もしくは「使用中のみ」にするのがおすすめです。
アプリを管理する
アプリの稼働を制限することによって、充電の減りを抑えることができます。
- 設定アプリの「モバイル通信」の項目で、データ通信量を消費したくないアプリがあればオフにする
- アプリのバックグラウンド更新をオフにする
- アプリのプッシュ通知をオフにする
バックグラウンドでアプリが稼動していると、自動的に通信を使用するので充電が減ってしまいます。
また、プッシュ通知に関しても通知するたびに充電を消費するため、不要なアプリは通知をオフにしておくのが良いでしょう。
使用していないアプリがあれば、アンインストールしておくのもおすすめです。
【充電ができないとき】ケーブルやバッテリー状態をチェック

iPhoneの充電がうまくできないときは、以下の6つのポイントに注意しましょう。
正しい方法で充電することで、iPhoneを長く使うことができます。
- 純正の充電器・ケーブルを使用し、端末の安全と性能を確保する
- 充電が100%になったら速やかに外して、過充電による劣化を防ぐ
- 端末の発熱を防ぐために、直射日光・高温の場所は避ける
- バッテリーに負荷をかけないように、充電しながらiPhoneを操作しない
- 接触不良や充電ができなくなることを防ぐため、充電ポートは定期的に掃除する
- 突然のバッテリー切れがないよう、設定アプリでバッテリーの状態をチェックしておく
※「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」をタップして確認可能
iPhoneの充電ができない場合の原因や対処法の詳しい内容は、以下の記事をチェックしてみてくださいね!
【関連リンク】スマホの充電ができない!iPhoneの充電が増えない時の原因と対処方法
【充電が遅いと感じたとき】充電中の使用やアプリ稼働に要注意

スマホの充電が遅いときの原因は以下になります。
- 充電しながらスマホを使っているなどにより、スマホが発熱している
- 複数のアプリの稼働・バックグラウンドでのアプリの自動更新
- 充電ケーブル・アダプタの使用が誤っている
- 充電器・ケーブルの故障
- 電源の出力不足(ノートPCのUSBポートから充電しているなど)
- スマホを落とした・水没したなど本体の故障
上記のことが原因でスマホの充電に時間がかかる場合は、以下の対処法を試してみてください!
- 電源をオフ・スマホを冷やすなどして、本体の熱を下げる
- 負荷のかかるアプリなどは閉じる(終了する)
- 充電アダプタ・ケーブルを付け替えて急速充電を行う
スマホの充電についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてくださいね。
【関連リンク】スマホの充電が遅い原因と充電速度を速くする対処法
iPhoneとAndroidでバッテリー消費対策に違いはあるのか

iPhoneとAndroidでは搭載されている機能やOSの違いにより、バッテリー消費を抑えるための対策も異なります。それぞれの端末に適した設定を行うことで、充電の減りを効率よく抑えることができます。
iPhoneユーザー向けの設定
低電力モードを活用する
設定手順:
- 「設定」を開き「バッテリー」を選択。
- 「低電力モード」をオンにする。
iPhoneには、バッテリーの持ちを改善するための低電力モードが搭載されています。
このモードをオンにすると、バックグラウンドでのアプリ更新やビジュアルエフェクトなどが制限され、バッテリー消費を抑えることが可能です。
iCloudの自動バックアップ・位置情報サービスを制限
iCloudの自動バックアップの制限方法:
- 「設定」から「Apple ID」をタップし「iCloud」を選択。
- 「iCloudバックアップ」をオフにする。
位置情報サービスの制限方法:
- 「設定」から「プライバシーとセキュリティ」を選択し「位置情報サービス」を開く。
- 必要のないアプリの位置情報利用を「許可しない」に設定するか、「使用中のみ許可」に変更。
iCloudの自動バックアップや位置情報サービスはバッテリー消費の大きな要因です。これらを制限することで、効率的にバッテリーを管理できます。
Androidユーザー向けの設定
バッテリーセーバーの設定方法
設定手順:
- 「設定」を開き「バッテリー」もしくは「電池」を選択。
- 「バッテリーセーバー」をオンにする。
Androidには、バッテリーセーバー機能が備わっており、これをオンにすることで端末のパフォーマンスを抑えつつバッテリー消費を最小限にすることができます。
データ使用量制限の設定方法
設定手順:
- 「設定」から「ネットワークとインターネット」を選択。
- 「データ使用量」を開き「データセーバー」をオンにする。
データ使用量を制限することで、バッテリー消費を抑えることができます。モバイルデータ通信時の不要な消費を減らす効果があります。
Android特有のバッテリー最適化機能の活用法
設定手順:
- 「設定」を開き「バッテリー」または「電池」を選択。
- 「バッテリー最適化」をタップし、不要なアプリを最適化する。
Android端末では、各アプリごとにバッテリー最適化を行うことができます。これを活用することで、無駄なバッテリー消費を減らすことが可能です。
バッテリー寿命の判断基準や交換のタイミング

バッテリー寿命の判断基準
バッテリーの健康状態を確認する方法
iPhoneの場合: iPhoneには「バッテリーの状態」という機能があり、バッテリーの最大容量やピークパフォーマンス性能を確認することができます。
手順:
- 「設定」を開き「バッテリー」を選択。
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ。
- 「最大容量」と「ピークパフォーマンス性能」をチェック。
最大容量が80%以下になると、バッテリーが劣化していると判断されます。
Androidの場合: Android端末には標準でバッテリーの健康状態を確認する機能はありませんが、サードパーティ製のアプリを利用してバッテリーの劣化状態をチェックすることが可能です。
交換が必要なサイン
- フル充電しても短時間でバッテリーが切れる。
- 端末が異常に発熱することが多い。
- 充電速度が著しく遅くなる。
- 電源が突然切れることが増える。
バッテリー交換のタイミングと方法
正規のサービスプロバイダーでの交換方法
バッテリー交換を行う際は、まずは正規のサービスプロバイダーや認定修理店を利用しましょう。非正規の修理店で交換を行うと、保証が無効になる場合があります。
一方で保証が切れている場合は、非正規修理店も一つの候補になります。正規店での修理に比べ安くなる場合があります。
手順:
- Apple Storeまたは認定修理店に予約を入れる。
- 端末を持ち込み、バッテリー交換を依頼する。
- 修理完了後、端末を受け取ります。
交換費用の目安と保証適用条件
iPhoneの場合:
- 保証期間内であれば無料、AppleCare+に加入している場合は低価格で交換可能。
- 保証が切れている場合、端末のモデルによって交換費用が異なり、おおよそ7,000円~12,000円程度。
Androidの場合:
- メーカーや端末のモデルによって異なりますが、おおよそ5,000円~10,000円程度。
- 正規サービスプロバイダーを利用すると、保証内であれば無料または割引価格で交換可能。
iPhoneのバッテリー交換は意味ないって本当?

iPhoneユーザーの中には「バッテリー交換は意味がない」といった声を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
しかし、iPhoneのバッテリー交換には意味があり、バッテリーを交換することによって、iPhoneのパフォーマンス向上に繋がります。
いくらiPhoneのスペックが高くなったとはいえ、長く使い続けているとバッテリーはどんどん劣化していきます。
自分が使っているiPhoneを長く使いたい方は、iPhoneの動きに違和感がある・不具合が起きた場合に、バッテリーの交換を検討してみてくださいね。
【関連リンク】iPhoneバッテリー80%以上交換しても意味ない?減りが早い場合の対処法
iPhoneのバッテリー交換は自分でできるが知識が必要
iPhoneのバッテリー交換は、Apple公式のサービスを使うことができますが、自分で交換することもできます。
自分でバッテリー交換を行う際は、ネットでも購入可能な専用の工具とiPhone用のバッテリーを準備しましょう。
ただし、バッテリー交換に関しての知識が必要なのと、万が一失敗してしまった場合は元に戻すことができないため、なるべくお店で交換することをおすすめします。
【関連リンク】iPhoneバッテリー交換費用。即日可能?正規非正規店・自分でする違い
充電の減りが早いiPhone・スマホに関してよくある質問(FAQ)
Q1. 充電の減りが早い原因は何ですか?
アプリの使用状況、画面の輝度設定、バッテリー劣化などが主な原因です。
アプリの使用状況:バックグラウンドで常に動作しているアプリがバッテリーを消耗します。
画面の輝度設定:画面の明るさを最大にしていると、バッテリー消費が増加します。
バッテリー劣化:長期間使用した端末は、バッテリー自体の劣化により充電の持ちが悪くなることがあります。
Q2. スマホのバッテリーを長持ちさせる方法は?
省電力モードの活用、アプリ管理、充電方法の改善が効果的です。
省電力モードの活用:iPhoneの低電力モードやAndroidのバッテリーセーバーを適切に活用します。
アプリ管理:不要なアプリを削除し、バックグラウンドでの動作を制限します。
充電方法の改善:過充電を避け、適切なタイミングで充電を行うことが重要です。
Q3. バッテリー交換はどのタイミングですべきですか?
フル充電しても持たない、充電速度が遅いなどの兆候が見られたら交換を検討してください。
具体的な交換サイン:
- フル充電しても短時間でバッテリーが切れる。
- 充電に異常に時間がかかる。
- 端末が熱を持ちやすくなる。
充電の減りが早い・充電できないiPhoneやスマホは買取店へ

「何をしても充電の減りが早くてダメ」「充電ができなくて不便」とお悩みの方は、思い切って新しいiPhone・スマホへ買い換えてみるのもおすすめです。
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使わなくなったiPhoneやスマホを売ることで、次に購入する端末の購入費用にすることも可能です。
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新しいモデルほどスマホ買取店では高く売ることができるので、品物の状態によっては下取りよりも買取のほうが得する場合もありますよ。
【関連リンク】 iPhone・Androidスマホ高額買取ランキングおすすめ10選
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【関連リンク】壊れたジャンクiPhoneスマホ。状態に応じたおすすめ買取対処方法
少しでも高く売るには早めに売りに出すのがおすすめ
iPhoneやスマホを高く売るには、早めに売りに出すというのもポイントになります。
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このほかにも、初期化を行う・品物は綺麗な状態にしておくなど、高く売るためのコツがあるので、以下の記事を参考にしてみてください。
【関連リンク】iPhone高く売るコツと方法。初期化等売る前にすること一覧
まとめ

この記事では、スマホの充電の減りが早くなる原因とその対処法を詳しく紹介しました。スマホのバッテリーが早く減る場合、経年劣化やアプリの動作、設定状況が影響している可能性があります。
まずは、スマホの設定を見直したり、バッテリーの健康状態を確認することが大切です。iPhoneやAndroidで利用できる省電力モードやデータ使用量の制限機能を活用することで、充電の持ちを改善できるかもしれません。
また、何を試しても改善しない場合はバッテリー交換を検討しましょう。定期的なメンテナンスを行うことで、スマホをより快適に長く使い続けることができます。
もし、充電の減りが早いことに加えて、買い替えを検討している場合は、スマホ買取店の利用も一つの選択肢です。
あなたのスマホライフがより快適になるよう、この記事が参考になれば幸いです。