SIMロック解除は、各社のオンライン窓口から自分で手続きでき、所要時間は数分です。店頭に行く必要はありません。ただしその前に確認したいことがあります。2021年10月以降に発売された端末は、そもそもSIMロックが設定されていないため、手続き自体が不要な場合があります〔総務省〕。まず自分の端末の状態を見るのが、最短ルートになります。
この記事では、iPhoneでSIMロックの状態を確認する方法、自分で解除する手順、ドコモ・au・ソフトバンク各社の窓口と条件、解除できない場合の原因、解除後の注意点までを整理しました。手続き前にバックアップを取っておくと安心です。
SIMロック解除を自分でやる方法【早見表】
SIMロック解除と聞くと難しそうに感じますが、実態はマイページにログインして端末の製造番号を入力するだけです。分解も特別な道具も要りません。全体像を先に押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自分でできるか | できる。各社のオンライン窓口から手続きする |
| 所要時間 | 数分程度(オンラインの場合) |
| 必要なもの | IMEI(製造番号)、マイページのログイン情報 |
| 受付時間 | オンラインは24時間対応の窓口がある |
| 手数料 | オンラインは無料の場合が多い。店頭は手数料がかかることがある |
| まず確認すること | そもそもロックされているかどうか |
※手数料・条件は2026年7月時点の目安です。変更される場合があるため、最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。
表の最終行が肝心です。比較的新しい端末なら、手続きそのものが必要ない可能性があります。まずそこから確認しましょう。
そもそも解除が不要な端末がある
ここを知らずに手続きを探し回る人が少なくありません。総務省は、2021年10月以降に発売されたスマートフォンについて、SIMロックを原則禁止としています〔総務省 携帯電話ポータルサイト〕。つまりその時期以降に発売された端末は、最初からロックがかかっていません。
もっとも、実際の開始時期は各社で少しずつ違います。ドコモは規制の前倒しで対応しているため、境目の時期は自社の基準で確認する必要があります。
| 区分 | SIMロックが設定されない機種 | 手続き |
|---|---|---|
| 総務省の基準 | 2021年10月以降に発売された機種 | 原則不要 |
| ドコモ | 2021年8月27日以降に発売された機種 | 不要(公式に明記) |
| au | 2021年10月1日以降に発売された機種 | 不要 |
| それ以前の機種 | ロックがかかっている場合がある | 解除手続きが必要な場合がある |
※発売時期の基準は2026年7月時点の各社公式の記載に基づきます。最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。
注意したいのは、「発売時期」であって「購入時期」ではないという点です。2023年に買った端末でも、その機種の発売が2020年なら、ロックがかかっている場合があります。中古で手に入れた端末も同様です。判断に迷ったら、次章の方法で実機の状態を直接確認しましょう。
iPhoneでSIMロックの状態を確認する方法
推測に頼らず、端末の設定画面を見れば状態が分かります。これが最も確実な方法です。iPhoneの場合、次の手順で確認できます。
- ①「設定」を開く
- ②「一般」→「情報」の順に進む
- ③「SIMロック」の項目を探す:画面を下にスクロールすると見つかる
- ④表示を読む:「SIMロックなし」ならロックは解除済み、または最初からかかっていない状態
「SIMロックなし」と出ていれば、手続きは不要です。それ以外の表示になっている場合は、解除が必要になります。表示される項目名はiOSのバージョンによって異なる場合があるため、見当たらないときは設定内の検索窓に「SIMロック」と入力してみてください。AppleもiPhoneのSIMロックを解除して別の通信事業者でも使えるようにする方法で案内しています。
Androidの場合は「設定」→「デバイス情報」や「端末情報」から確認できますが、項目の有無や名称はメーカーによって差が大きいのが実情です。見つからない場合は、契約中の会社のマイページで端末の状態を確認するほうが早く済みます。
自分で解除する手順(オンライン)
窓口は会社ごとに違いますが、流れはどこもほぼ同じです。事前にIMEI(製造番号)を控えておくと、手続きが止まりません。
- ①IMEI(製造番号)を調べる:iPhoneは「設定」→「一般」→「情報」で確認できる。電話アプリで「*#06#」を入力しても表示される
- ②バックアップを取る:手続き自体でデータが消えるわけではないが、作業前の保存が安全
- ③マイページにログインする:契約中の会社のオンライン窓口を開く
- ④SIMロック解除の手続きを選ぶ:IMEIを入力し、対象の端末を指定する
- ⑤申し込みを確定する:受付完了の画面や通知を確認する
- ⑥端末側で反映を確認する:機種によっては再起動や、他社SIMの挿入時に解除コードの入力を求められる場合がある
ここで一点、auの公式ページには注意書きがあります。SIMロック解除を実施した場合、端末に保存されている各種データが変化・消失するおそれがあるとされており、事前のバックアップが案内されています。手続きは数分で終わるものの、この一手間は省かないほうが安全です。
キャリア別の窓口と条件
各社ともオンラインの窓口を用意しており、そこが最も手軽です。店頭は手数料がかかる場合があるため、急ぎでなければオンラインを選ぶのが得策になります。
| 会社 | オンライン窓口 | 条件・手数料 | 公式ページ |
|---|---|---|---|
| ドコモ | My docomo(24時間受付) | 2023年10月1日より条件なしで解除可能。オンライン・電話・店頭とも無料 | ドコモ公式 |
| au | My au(Web) | My au(Web)の手続きは当面無料とされている。本人確認書類が必要な場合がある | au公式 |
| ソフトバンク | My SoftBank | 2023年9月13日以降、事務手数料は無料。利用制限や滞納、故障・水濡れがないことが条件 | ソフトバンク公式 |
※条件・手数料は2026年7月時点の各社公式の記載に基づく目安です。変更される場合があるため、手続き前に各社公式サイトで最新の内容をご確認ください。
会社ごとの詳しい画面操作は、それぞれの解説記事にまとめています。ドコモのSIMロック解除の手順、auスマホをSIMフリー化する方法、マイソフトバンクでのSIMロック解除で、画面ごとに追えます。そもそもSIMロックとは何かという点は「SIMロック解除」とはで解説しています。
解除できない場合の原因
手続きが進まない場合、端末側ではなく契約や支払いの状態に原因があることがほとんどです。よくある原因を確認しましょう。
| 原因 | どうなるか | 対処 |
|---|---|---|
| IMEIの入力ミス | 対象の端末が見つからない | 15桁を再確認する。ハイフンは入れない |
| ネットワーク利用制限がかかっている | 手続きを受け付けてもらえない場合がある | 端末代金の支払い状況を確認する |
| 利用料金の滞納がある | 条件を満たさず進めない場合がある | 支払いを済ませてから再度試す |
| 故障・水濡れがある | 条件を満たさない場合がある | 修理後に手続きする |
| 自分名義の契約でない | 手続きできない場合がある | 契約者本人が手続きする |
解約済みの端末や、他人から譲り受けた端末は条件が変わります。購入経路や契約状況で扱いが異なるため、誰でも必ず解除できるとは限りません。オンラインで進まない場合は、契約中の会社の窓口に直接相談するのが確実です。
解除の注意点と買取への影響
SIMロックを解除しても、今の契約や電話番号がそのまま使える点は変わりません。解除は「他社のSIMも使えるようにする」だけの手続きで、乗り換えを強制されるものではありません。
見落とされがちなのが、売却時の効果です。SIMロックが解除された端末は、使える回線が広がるぶん、査定で有利になることがあります。手続きは数分で無料の場合が多いため、売る予定があるなら済ませておくのが得策です。
買取のご相談で、SIMロックがかかったままお持ちいただくケースは今も多くあります。解除済みの端末は使える回線の選択肢が広がるため、査定で有利になることがあります。解約後だと手続きの条件が変わる場合もありますので、売却をお考えなら、契約が残っているうちに解除まで済ませておくのがおすすめです。査定前は必ずバックアップとデータの初期化をお願いしています。
あわせて、初期化とデータ消去を済ませ、本体をきれいにし、箱や付属品を揃えておく。この準備で査定額が上向くことは珍しくありません。SIMフリー化した端末をそのまま使うなら、格安SIMとは何かもあわせて読むと、乗り換え先の選択肢が見えてきます。手持ちの端末を売って買い替えるなら、SIMフリースマホの在庫一覧から次の1台を探せます。査定はiPhone買取から相談できます。
まとめ|まず状態を確認する
SIMロック解除は、各社のオンライン窓口から自分で手続きでき、所要時間は数分です。ただし2021年10月以降に発売された端末は、そもそもSIMロックが設定されていないため、手続き自体が不要な場合があります。基準となるのは「購入時期」ではなく「その機種の発売時期」です。iPhoneなら「設定」→「一般」→「情報」の「SIMロック」の項目で、実機の状態を直接確認できます。
手続きに必要なのはIMEIとマイページのログイン情報だけです。進まない場合は、利用制限や料金の滞納、故障・水濡れ、契約者本人かどうかといった条件を確認しましょう。解除しても今の契約や電話番号はそのまま使えます。売却予定があるなら、契約が残っているうちに解除まで済ませておくと査定で有利になることがあります。
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SIMロック解除に関するよくある質問(FAQ)
SIMロック解除は自分でできますか?
各社のオンライン窓口から自分で手続きでき、所要時間は数分程度です。必要なものはIMEI(製造番号)とマイページのログイン情報だけで、分解や特別な道具は要りません。オンラインは24時間受け付けている窓口があり、手数料も無料の場合が多くなっています。店頭では手数料がかかることがあるため、急ぎでなければオンラインが得策です。
SIMロック解除が不要な端末はありますか?
総務省は2021年10月以降に発売されたスマートフォンについてSIMロックを原則禁止としているため、その時期以降に発売された端末は最初からロックがかかっておらず、手続きが不要な場合があります。開始時期は各社で異なり、ドコモは2021年8月27日以降、auは2021年10月1日以降に発売された機種が対象とされています。基準は「購入時期」ではなく「その機種の発売時期」である点にご注意ください。
iPhoneがSIMロックされているか確認する方法は?
「設定」→「一般」→「情報」の順に進み、画面を下にスクロールして「SIMロック」の項目を確認します。「SIMロックなし」と表示されていれば、解除済みか最初からかかっていない状態です。項目名はiOSのバージョンによって異なる場合があるため、見当たらないときは設定内の検索窓に「SIMロック」と入力してください。Androidは「設定」→「デバイス情報」等から確認できますが、項目の有無はメーカーにより差があります。
SIMロック解除の手続きでデータは消えますか?
手続き自体でデータが消えるわけではありませんが、auの公式ページでは、SIMロック解除を実施した場合に端末に保存されている各種データが変化・消失するおそれがあるとして、事前のバックアップが案内されています。手続きは数分で終わりますが、作業前にバックアップを取っておくと安心です。
SIMロック解除ができないのはなぜですか?
IMEIの入力ミス、ネットワーク利用制限がかかっている、利用料金の滞納がある、故障や水濡れがある、自分名義の契約でないといった原因が考えられます。解約済みの端末や譲り受けた端末は条件が変わるため、購入経路や契約状況によっては手続きできない場合があります。オンラインで進まない場合は、契約中の会社の窓口に直接ご相談ください。
SIMロックを解除すると買取価格は上がりますか?
SIMロックが解除された端末は使える回線の選択肢が広がるため、査定で有利になることがあります。手続きは数分で無料の場合が多いため、売却予定があるなら済ませておくのがおすすめです。解約後だと手続きの条件が変わる場合があるので、契約が残っているうちに解除しておくと安心です。あわせて初期化とデータ消去を行い、箱や付属品を揃えておくと査定額が上向くことがあります。リンクサスモバイルでは店頭・宅配買取に対応しています。
最終更新:(リンクサスモバイル 今井一輝 監修)。条件・手数料・手順は変更される場合があります。最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。

