iPhone14とiPhone15のどちらを選ぶべきか迷っている方へ。この記事では、両モデルの違いをスペック・価格・機能面から比較し、それぞれの特徴やおすすめポイントを解説します。

2023年リリースのiPhone15には、USB-Cポートや48MPの高画質カメラなどの進化がありますが、価格も上がっています。一方で、iPhone14は値下がりが進み、コスパの良さが魅力となっています。

どちらが自分に合ったモデルか、この記事を読めば迷いが解消されるはずです。ぜひ参考にしてください。

【iPhone14 vs iPhone15】スペック比較表

	iPhone 14	iPhone 15	iPhone16
画像
発売日	2022年9月16日	2023年9月22日	2024/9/20
ストレージ容量	128GB / 256GB / 512GB	128GB / 256GB / 512GB	128GB / 256GB / 512GB
サイズ	高さ146.7mm 幅71.5mm 厚さ7.80mm	高さ147.6mm 幅71.6mm 厚さ7.80mm	高さ146.7mm 幅71.5mm 厚さ7.80mm
重量	172g	171g	170g
SoC	A15 Bionic	A16 Bionic	A18c
メモリ	6GB	6GB	8GB
ディスプレイ	6.1インチSuper Retina XDRディスプレイ	6.1インチSuper Retina XDRディスプレイ Dynamic Island	6.1インチSuper Retina XDRディスプレイ
カメラ機能	超広角カメラ：1,200万画素 広角カメラ：1,200万画素 インカメラ：1,200万画素	超広角カメラ：1,200万画素 広角カメラ：4,800万画素 インカメラ：1,200万画素	超広角カメラ：4,800万画素 広角カメラ：1,200万画素 インカメラ：1,200万画素
充電方法	Lightningケーブル	USB Type-C	USB Type-C
カラー	パープル ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED ブルー イエロー	ブラック グリーン ピンク ブルー イエロー	ティール ウルトラマリン ホワイト ピンク ブラック

※太字は14から15への主な変更点です。

歴代iPhoneの価格・スペック比較はこちら

iPhone15は何が進化した？主な変更点まとめ

Lightning端子の廃止｜USB-Cポートに変更

長年採用されてきたLightning端子が廃止され、iPhone15シリーズからUSB-Cポートが搭載されました。USB Type-CはUSB3.0規格に準拠したものとなっています。

これにより、MacBookやiPadとケーブルを統一できるだけでなく、データ転送速度や充電の利便性も向上しています。

チップの進化｜14Proシリーズと同じA16 Bionicへ

iPhone15は、従来のiPhone14が搭載していたA15 BionicからA16 Bionicに進化。

これにより、処理速度や省電力性能が向上し、アプリの起動やゲームのパフォーマンスがスムーズになりました。

ノッチの廃止｜Dynamic Islandを採用

iPhone14では「ノッチ」が搭載されていましたが、iPhone15では上位モデルのProシリーズと同様にノッチを廃止し「Dynamic Island」を採用しています。

Dynamic Islandはディスプレイ上部（インカメラ横）の表示スペースのことです。ここでは通知や音楽操作、ナビゲーションがより直感的に行えるようになっています。

さらにiPhone15では画面の質も向上。輝度も上位機種と同等レベルになっています。

カメラ性能の向上｜48MPカメラ・ポートレートモード強化

iPhone15では広角カメラが12MPから48MPに進化し、より高精細な写真撮影が可能になりました。画素数がアップしたことで、光学2倍ほどのズームにも対応するように進化しています。

また新しく強化されたポートレートモードでは、撮影後にフォーカスを変更できる機能も追加されています。

デザイン変更｜カラー追加・背面パネルが特別なガラスに

iPhone15では、グリーンやピンクといった新しいカラーバリエーションが登場。一方で（PRODUCT）REDのような、iPhone14にあったオリジナルのカラーは廃止となっています。

なおiPhone15では背面のガラスパネルが強化され、見た目がリッチな印象になり、耐久性も向上しています。

iPhone14とiPhone15で変わらない点は？

ディスプレイサイズや重量はほぼ同じ

iPhone14とiPhone15は、ほぼ同じサイズ感で作られています。画面サイズは6.1インチのままで、本体のサイズも僅かな差はあるものの、体感ではわからないレベルの違いとなっています。

またiPhone14、iPhone15ともに“Plus”のサイズが用意されていますが、iPhone 14 Plus・iPhone 15 Plusともに画面サイズは6.7インチであり、こちらもほぼ変わりありません。

バッテリー持続時間も変わらず

iPhone15のバッテリー持続時間はビデオ再生で最大20時間、オーディオ再生で最大80時間です。こちらはiPhone14と変わりありません。

ストレージ容量はどちらも3種類

ストレージ容量は128GB・256GB・512GBであり、こちらも変化はありません。

ただし両モデルの同じストレージ容量で比較した場合、端末価格は異なっているので注意が必要です。

防水・防塵性能や衝突事故検出機能は継続

iPhone14ですでに搭載されていた防水・防塵機能や衝突事故検出機能については、iPhone15でも引き続き同等レベルのものが備えられています。

防水・防塵機能はIP68等級で、いわゆる最高レベルと言えるものです。Appleによると、万が一ソーダ・ビール・コーヒー・紅茶・ジュースといった飲料をこぼしてしまったとしても、耐性があるので安心できます。

以下のモデルは、ソーダ、ビール、コーヒー、紅茶、ジュースなど、一般的な飲み物を誤ってこぼしてしまっても耐性があります。

• iPhone 16


• iPhone 16 Plus


• iPhone 16 Pro


• iPhone 16 Pro Max


• iPhone 15


• iPhone 15 Plus


• iPhone 15 Pro


• iPhone 15 Pro Max


• iPhone 14
  〜省略〜

引用元：Apple

衝突事故検出機能はiPhone14以降に搭載された機能です。乗用車が絡むような衝突事故を検出し、警告を表示するという機能になります。

iPhone14と15の価格比較｜コスパのいい端末は？

iPhone14・iPhone15の価格比較表

	iPhone 15	iPhone 14
128GB	¥124,800 →値下げ後 ¥112,800	¥119,800 →値下げ後 ¥95,800
256GB	¥139,800 →値下げ後 ¥127,800	¥134,800 →値下げ後 ¥110,800
512GB	¥169,800 →値下げ後 ¥157,800	¥164,800 →値下げ後 ¥140,800

※価格はApple Storeのものとなります。
※値下げ後の価格は2025年2月時点のものとなります。

上の表は、発売時と2025年2月現在のiPhone14・iPhone15の価格を比較したものです。

iPhone15は、iPhone14と比べて発売時の価格が約5,000円高く設定されました。これは技術の向上による生産コストの増加や、為替レートの変動が影響していると考えられます。

また2025年現在の販売価格を比較すると、両モデルの価格差は約17,000円となっています。

iPhoneは毎年新モデルが登場するたびに、旧モデルの価格が値下げされる傾向があり、iPhone14は発売当初の価格から2万円以上値下がりしている状況です。

iPhone14がおすすめな人｜コスパ重視ならこちら

価格を比べてわかるように、お得に買えるのは「iPhone14」です。コスパよく使えるiPhoneをお探しなら、iPhone14をおすすめします。

ちなみにiPhone14は発売から2年以上経過しているということもあり、中古市場にも多くの端末が出回っています。中古品なら上表の価格よりもさらにお得に買えるので、ぜひチェックしてみましょう。

またiPhone15以降の端末は全てUSB-Cとなっているので、Lightningケーブルをそのまま利用したい場合の選択肢はiPhone14シリーズとなります。

iPhone15がおすすめな人｜長く使えるiPhoneがいい

iPhone15はiPhone14よりも価格が高くなっているものの、性能は格段に上がっています。特にカメラ性能やディスプレイ性能の良さ、処理の速さを求めるのであれば、iPhone15がおすすめです。

またiPhone15はiPhone14に比べ発売日が1年遅いぶん、サポートも長く続くことが予想されます。今購入して何年間と長く使うことを想定するのであれば、iPhone14よりもiPhone15がおすすめです。

最新機能を使いたいならiPhone16も検討しよう

2024年9月に登場した「iPhone16」シリーズ

iPhone16買ってきた👍
画質最高😊 pic.twitter.com/CI4x9w9Mm6

— すげ (@HZXoJAfuj5KHHWO) January 26, 2025

「高価格になってもいいからとにかくハイスペックなiPhoneが欲しい」という方は、iPhone14やiPhone15ではなく「iPhone16」シリーズの購入も検討してみましょう。

iPhone16シリーズは2024年9月20日（金）に発売された、2025年2月時点ではもっとも新しい iPhoneとなります。最新端末であるため価格は高額になりますが、そのぶんスペックも進化しています。

最新機種のため中古端末などはなかなか見つからないですが、「新品」「最新」にこだわる方にはおすすめです。

乗り換え割引や下取りキャンペーン、スマホ買取などをうまく利用すれば、安く買えるチャンスもあります。ぜひ狙ってみましょう。

iPhone16の進化ポイントまとめ

iPhone16の主な進化ポイントは上記の通りです。15シリーズとの最大の差はチップの進化で、「A18」となったことでApple Intelligenceに対応できるようになりました。

またカメラ機能やバッテリー性能なども、 iPhone15に比べて進化しています。

価格は iPhone15の発売当時と変わらず据え置きであることもポイントです。

iPhone14・iPhone15購入時の注意点

サポート終了のリスク

iPhone14・iPhone15は、発売から年数が経つとAppleのサポートが終了し、修理や最新iOSのアップデートが受けられなくなる可能性があります。

特に iPhone14は古い機種になるので注意が必要です。

• 
  最新iOS対象外：2029〜2030年ごろ予想


• 
  セキュリティアップデート終了：2031年ごろ予想


• 
  修理対応終了：2030〜2032年ごろ予想

ショップによっては販売終了している場合も

iPhoneは毎年のように新機種が発表されます。その都度、過去の端末のリリースが終了するので気をつけておきたいところです。

特に iPhone14に関しては、ショップによってはすでに販売が終了しているケースもあるようです。購入したいお店で取り扱っていない場合もあることを流しておきましょう。

中古品はバッテリー状態や保証の有無に気をつける

中古のiPhone14・iPhone15を購入する場合、バッテリーの状態や保証の有無についても確認しなければなりません。

バッテリーに関しては、最大容量が80％以上になっているものを推奨します。バッテリーが劣化した端末を購入してしまうと、修理等で余計に費用がかかってしまうことがあるので注意してください。

また中古品を購入する場合は、販売店独自の保証がついているかを確認しておきましょう。保証のあるショップであれば、購入した端末に万が一のことがあった場合に交換などの対応をしてもらえるので安心です。

まとめ｜用途とコスパを考え購入すべきiPhoneを決めよう

iPhone14とiPhone15の違いを比較した結果、それぞれにメリットとデメリットがあることがわかりました。どちらを選ぶべきかは、価格、性能、使用期間の優先度によって決まります

性能よりも価格重視という方には「iPhone14」がおすすめ。iPhone14なら割引価格で購入でき、さらに中古市場でも端末を探すことができます。

スマホのスペックにこだわらず、普段使いできれば十分という人には最適な選択肢と言えるでしょう。またiPhone14は性能こそ15シリーズに劣るものの、Lightningケーブルがそのまま使えるという特徴があります。

一方でUSB-Cポートを使いたい方やカメラ・ディスプレイなどの性能を求める方には「iPhone15」がおすすめです。さらにiPhone15はiPhone14よりもサポートが長く続く可能性が高いので、長期的な運用を考えているのであればこちらが適していると言えます。

また、最新機種のiPhone16シリーズも視野に入れ、最新機能を重視するならそちらを検討するのも良い選択肢です。

購入時には、サポート期間や中古品のリスクにも注意が必要です。ぜひこの記事を参考に、自分に合ったiPhoneを選んでください。