Bluetoothがスマホで検出されない?原因と対処法を徹底解説

近年、ワイヤレスイヤホンやスピーカー、スマートウォッチなど、Bluetoothを活用したデバイスが普及し、私たちの生活をより便利なものにしています。
しかし、Bluetooth接続でこんなトラブルに遭遇したことはありませんか?
「スマホでBluetooth機器が検出されない…」
「一度接続したのに、突然つながらなくなった…」
「音楽を聴いていると接続が途切れてしまう…」
こうした問題が発生すると、ワイヤレス機器がうまく使えず不便に感じてしまいます。しかし、多くのケースでは適切な対処を行えば簡単に解決できるので、焦る必要はありません。
本記事では、Bluetoothが検出されない原因と、その解決策について詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、トラブルをスムーズに解決しましょう。
スマホでBluetoothが検出されない原因とは?
まずは、Bluetoothが検出されないときの原因について紹介していきます。
- Bluetoothが有効な状態でない
- Bluetoothのペアリングができていない
- Bluetoothで接続したい機器同士が離れている
- OSやBluetooth機器が古い可能性
- Bluetooth機器のバッテリー残量が少ない
1.Bluetoothが有効な状態でない
Bluetoothが検出されない原因の一つ目として挙げられるのは「Bluetoothが有効(オン)の状態でない」ことです。
CUDISのペアリングを半日以上苦戦した 結果、初歩的なミスに気づきました?
iPhoneだとアプリ設定から 「Bluetooth」設定がOffになっていたので Onにしてペアリング完了しました? 今からだと寝るto earnしかできないので、 良き睡眠をとります??#CUDIS pic.twitter.com/gRcOH3zmkI — デシ (@BBPssIiiapKnY4E) September 22, 2024
ワイヤレスイヤフォンやカーナビなどのBluetooth機器とスマホを接続するためには、設定でBluetoothを有効な状態にする必要があります。
2.Bluetoothのペアリングができていない
Bluetoothの設定が有効にもかかわらず検出されない場合は、そもそもペアリングができてないかもしれません。
基本的には、一度ペアリングしたBluetooth機器は、電源をオンにすると自動的にスマホと接続されるような仕組みになっています。
しかし、何らかの理由によってペアリングが解除されていると自動的に接続されることはないので、一度設定状況を確認しましょう。
3.Bluetoothで接続したい機器同士が離れている
接続したいBluetoothがスマホで検出されない場合、機器同士の距離が離れているため、端末側で認識できていない可能性があります。
半径400mまでは接続可能であるが、壁・ビルなどの障害物があると通信状態が不安定になる場合がある
お風呂にBluetooth機器(イヤフォンなど)を持ち込む・離れた場所にスマホ本体を置いているなどの場合は、Bluetoothが接続しにくくなることを念頭に置きましょう。
4.OSやBluetooth機器が古い可能性
実は、Bluetoothにも「バージョン」があることを知っていますか?
先ほど「Bluetooth 5.0」と記載していましたが、Bluetoothにも古い・新しいといったバージョンがあります。
「Bluetooth 3.0」は古いバージョンとなり、例えば「Bluetooth 3.0のBluetooth機器」と「Bluetooth 4.0のBluetooth機器」を接続しようとしても、互換性が完全ではないため上手くいかないケースが多いんです。
また、iPhoneでいう「iOS」といったOSも古いバージョンでも、同様に接続が安定しない・できない場合があるようです。
Bluetoothが検出されない場合は、接続したいスマホのOSバージョンやBluetooth機器が古いものではないか確認するのも大切なポイントとなります。
【関連リンク】iPhoneアップデートできない!容量あるのに終わらない等iOSエラー対処法
5.Bluetooth機器のバッテリー残量が少ない
Bluetooth機器の中でも、Air Podsなどのワイヤレスイヤフォンの場合は、バッテリー残量が分かりにくいため、バッテリーが少なくなっていることに気付きにくいかもしれません。
その場合、スマホに接続しようとしてもBluetoothが検出されない・接続してもすぐに切れてしまうといった現象が起きてしまいます。
もし、Bluetoothの接続状況や環境に問題がないのに検出されない場合は、Bluetooth機器を充電するか、電池を交換するなどして、バッテリーが十分にある状態で接続をもう一度試みてください。
【関連リンク】充電の減りが早い原因と対処法|iPhone・Androidでできる節電のコツ
Bluetoothが検出されない場合の対処法
Bluetoothが検出されないときの原因について分かったところで、対処法も知っておきましょう。
スマホでBluetoothが検出されないときは、設定状況や接続環境を見直すことで症状が改善する可能性があります。
- Bluetoothの設定をチェック
- ペアリングを一度解除して再接続する
- iPhone・スマホのOSバージョンを最新にする
- スマホとBluetooth機器を近づける
Bluetoothの設定をチェック
まずは、スマホの設定より、Bluetoothがオンになっているか確認しましょう。
Bluetoothがオンの状態でも「機内モード」になっている場合は、Bluetoothに接続することができないので、合わせてチェックしてみてください。
iPhoneでBluetoothの接続状態を確認する
iPhoneの「設定アプリ」を起動して「Bluetooth」の項目をタップします。
Bluetoothがオン(緑色)になっていれば、有効な状態なので問題ありません。
さらに、初めの設定画面に戻って「機内モード」をチェックしましょう。こちらは「灰色」になっていればオフの状態となります。
AndroidでBluetoothの接続状態を確認する
Androidスマホでは「通知センター(ステータスバー)」から、Bluetoothの接続状態を確認することができます。
通知センターを下にスライドして、Bluetoothをタップすることでオン/オフの切り替えが可能です。合わせて「機内モード」もオフであるかチェックしましょう。
以下の手順で確認できない場合は、お持ちのスマホの取り扱い説明書や公式サイトをチェックしてみてください。
ペアリングを一度解除して再接続する
スマホの設定アプリからペアリング状態を確認し、問題がない場合でも何らかの理由によってうまく接続ができなくなるケースもあります。
もし、設定状態に問題がなく、Bluetoothが検出されない場合はペアリングを解除してもう一度接続し直してみてください。
車のカーナビとの接続も、ペアリングの再接続で改善するかもしれません。
iPhoneの場合は、設定から「Bluetooth」をタップして、Bluetooth一覧から接続したいBluetoothの横にある「i」をタップしましょう。
「このデバイスの登録を解除」をタップすることで解除可能です。
Bluetooth機器が有効な状態(電源オンなど)だと、再度Bluetooth一覧に機器名が表示されるので、再接続可能か確認してみてくださいね。
Androidスマホの場合も同様に、設定アプリ>Bluetoothよりペアリングを解除したいBluetooth機器を探し、機器名の横にあるアイコンをタップすることで解除できるはずです。
iPhoneと同様の方法で再接続ができるかチェックしてみましょう。
iPhone・スマホのOSバージョンを最新にする
使用しているスマホのOSバージョンが古いと、Bluetoothの接続に失敗する場合があるので、最新の状態であるかチェックしましょう。
iPhoneの場合は、設定アプリから「一般」をタップし「ソフトウェアアップデート」から、最新のOSバージョンにアップデートができます。
Androidスマホの場合は、お使いのスマホの機種などによって確認・アップデート方法が異なるので、取り扱い説明書などをチェックしてみてください。
【関連リンク】iPhoneアップデートできない!容量あるのに終わらない等iOSエラー対処法
スマホとBluetooth機器を近づける
Bluetoothが検出されない場合や、接続が不安定な場合は、スマホ本体とBluetooth機器が離れすぎている可能性があります。
壁・ビル・人体といった、電波が通りにくいものがスマホとBluetooth機器の間にあると、接続が不安定になるので、可能な限り近い場所に置くことをおすすめします。
ワイヤレスイヤフォンは、特に接続が不安定になる傾向があるので、持ち方を工夫してみるといいかもしれません。
ポケットやカバンから出す・机の上にスマホを置くなどで改善することも。
満員電車など、混雑している場所でも、他の電波と干渉してBluetoothの接続が不安定になるケースもあるので、混雑している場所から移動して接続状態を確認してみましょう。
どうしてもBluetoothが検出されない時の最終手段
ここまでの手順を確認してもBluetoothが検出されない問題が解決しない場合は、より根本的な対処が必要になることがあります。
ここでは、最終手段となる方法を紹介します。
デバイスをリセットする
検出されない=Bluetoothデバイス自体が不具合を起こしている可能性があるため、リセットを試すことで問題が解決することがあります。
リセット手順はデバイスによって異なるため、以下の方法を参考にしてください。
① Bluetoothイヤホン・ヘッドホンのリセット
Bluetoothイヤホンやヘッドホンには、多くの場合リセット機能が搭載されています。
- 充電ケースにイヤホンを収納し、フタを開けたままボタンを長押し(10~15秒)
- LEDライトが点滅または特定のカラーに変わったらリセット完了
- スマートフォンやPCで再度ペアリングを行う
具体的な手順は機種によって異なるため、詳しくはメーカーの公式サイトや取扱説明書を確認してください。
② Bluetoothスピーカーのリセット
Bluetoothスピーカーでも、リセット機能が搭載されている場合があります。
- 電源をオフにする
- 電源ボタンとBluetoothボタンを同時に10秒以上長押し
- リセットが完了したら再度ペアリングを試す
こちらもメーカーによっては、異なるリセット方法が指定されているため、公式サイトや取扱説明書を確認してください。
③ スマホ・PCのBluetooth設定をリセット
スマートフォンやPC側のBluetooth設定をリセットすることで、接続の問題が解決することがあります。
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」
- iPhoneが再起動されるので、再度Bluetoothデバイスとペアリングを試す
- 「設定」→「システム」→「リセット」
- 「Wi-Fi、モバイル、Bluetoothのリセット」を選択
- スマートフォンが自動的に再起動されるので、再度Bluetooth設定を行う
- 「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」
- 問題があるデバイスを削除
- PCを再起動後、再度ペアリングを試す
サポートへ連絡してみる
リセットを試してもBluetoothデバイスが検出されない場合、ハードウェアの故障や深刻なソフトウェアの不具合が原因である可能性があります。
その場合、以下の方法で対応を検討しましょう。
① メーカーのサポートに問い合わせる
多くのBluetoothデバイスメーカーは、公式サポートを提供しています。保証期間内であれば、無償修理や交換が可能な場合もあります。
問い合わせ前に確認すべきこと- 製品の型番とシリアル番号
- Bluetoothが検出されない具体的な症状
- 試したトラブルシューティングの内容
メーカー | サポート窓口 |
---|---|
Apple (AirPods) | Appleサポート |
Sony | Sonyサポート |
Bose | Boseサポート |
JBL | JBLサポート |
Anker | Ankerサポート |
② 修理・交換を検討する
Bluetoothデバイスが物理的に破損していたり、ハードウェアの問題が疑われる場合は、修理または交換が必要になる可能性があります。
- 保証期間内の場合: メーカーに連絡し、無償修理または交換を依頼する
- 保証期間外の場合: 修理業者に依頼するか、新しいデバイスの購入を検討する
買い替えを視野に入れる
長期間使用しているBluetoothデバイスの場合、最新のスマホやPCとBluetoothバージョンの互換性がない可能性があります。
また、ハードウェアの経年劣化によって接続性能が落ちることも考えられます。
このような場合は、新しいデバイスへの買い替えも視野に入れておきましょう。特に購入から3〜4年経過しているようなデバイスは、バッテリー劣化など他の症状も併発している可能性が高いので、買い替えがおすすめです。
① Bluetoothバージョンの違いによる互換性問題
- Bluetooth 4.0以下のデバイスは、最新のスマホやPCでうまく動作しない場合がある
- Bluetooth 5.0以降のデバイスは、接続安定性や通信距離が大幅に向上
- 古いデバイスを使っている場合は、買い替えを検討するのも一つの選択肢
② 新しいBluetoothデバイスを選ぶポイント
-
Bluetoothバージョン5.0以上を推奨
(最新のデバイスとの互換性が高い) -
接続安定性
- マルチポイント対応(複数デバイスに同時接続可能)
- ノイズキャンセリング機能があると、より快適に使用可能 -
メーカー保証とサポート
信頼できるメーカーの製品を選ぶことで、万が一のトラブル時にも安心
③ 買取査定や下取りを活用してお得に買い替え
-
メーカー公式の下取りプログラムを利用する
AppleやSonyなどのメーカーでは、古いBluetoothデバイスを下取りに出すと、新しい製品を割引価格で購入できます。
ただしこちらは手続きが簡単で安全ですが、買取額は市場価格より低めになる傾向があります。 -
買取専門店・リサイクルショップを利用する
スマホ用品やガジェット関連の買取専門店では、Bluetoothイヤホンやスピーカーの査定・買取が可能です。
メーカー下取りより高値がつく場合もありますが、店舗ごとに価格差があるため比較が必要です。 -
フリマアプリやネットオークションで売却
メルカリやヤフオクでは、自分で価格を設定できるため、高値で売れる可能性があります。
ジャンク品でも需要がありますが、出品や発送の手間、購入者とのやり取りが必要になります。
Air Podsを売るときにやっておくべきこと
さまざまなワイヤレスイヤフォンがある中で、Appleから発売されている「Air Pods」は、特に人気があります。
そんなAir Podsは、買取業者でも注目を集めており、リンクサスモバイルでも買取可能な商品です。
Air Podsは、iPhoneやAndroidスマホと比較すると情報漏洩のリスクが低く、売りに出しやすいイメージがありますが、注意してほしいことがいくつかあります。
- 買取に出すときは、Air Podsの名前を設定(歯車アイコン)アプリで変更する
- スマホのBluetooth接続一覧から、売却予定のAir Podsの接続を解除する
- 「iPhoneを探す」アプリより、Air PodsとApple IDの紐づけを解除(デバイス登録の解除)する
- Air Podsを初期化する(ケースのランプがオレンジ→白になったらOK)
- Air Podsを掃除しておく
特に、Air Podsの初期化と掃除は忘れずに行いましょう。
スマホ買取でも同じですが、Air Podsも初期化や掃除をして綺麗な状態にしておくことで、買取価格がアップする可能性があります。
Air Podsは最新シリーズであるほど高く売れるので、不要となった場合は買取相談してみるといいかもしれません。
【関連リンク】【iPhoneを探す】設定方法|PCも可能!なくした時の使い方
Blurtoothが検出されないトラブルでよくある質問(FAQ)
1. Bluetoothがつながらないときに最初に試すことは?
まず、Bluetoothがオンになっているか確認し、一度オフにしてから再びオンにしてみましょう。続いて、スマホやPCを再起動すると改善することがあります。
もしこれでも解決しない場合は、ペアリングを解除してから再設定を試してください。
2. Bluetoothが検出されない主な原因は?
Bluetoothがオフになっていたり、デバイスがペアリングモードになっていない可能性があります。また、古いBluetoothバージョンの機器同士では互換性の問題が起きることもあります。
まずは設定を確認し、必要に応じてデバイスをアップデートしてみてください。
3. Wi-Fiや他の電子機器がBluetooth接続の邪魔をすることはある?
はい、Bluetoothは2.4GHz帯の電波を使っているため、同じ周波数帯のWi-Fiや電子レンジなどの機器が干渉することがあります。
もし接続が不安定なら、他の無線機器をオフにして、もう一度接続を試してみてください。
4. iPhoneとAndroidでBluetoothの接続トラブルに違いはある?
多少の違いはありますが、基本的な対処法はほぼ同じです。どちらの端末でも、Bluetoothのオン・オフを切り替えたり、ペアリングを解除して再設定するのが効果的です。
問題が続く場合は、ネットワーク設定をリセットするのも一つの方法です。
まとめ
Bluetoothが検出されない問題は、設定のミスやデバイス間の干渉、バッテリー不足などが原因で起こることがほとんどです。
まず試すべきこと:
- Bluetooth設定を確認し、オン・オフを切り替える
- スマホやデバイスを再起動する
- ペアリングを一度解除し、再設定する
改善しない場合の追加対策:
- スマホやBluetooth機器のOSを最新の状態に更新する
- 他の電子機器の干渉を避け、デバイス同士を近づける
- Bluetoothデバイスをリセットする
もし何を試しても改善しない場合は、メーカーサポートへの問い合わせや、買い替えの検討も一つの選択肢です。
買取査定や下取りサービスを活用すれば、よりお得に新しいBluetooth機器へ移行できます。
Bluetoothの接続トラブルを解消し、快適なワイヤレス環境を手に入れましょう。