新シリーズが登場するごとに、性能の向上が話題となるiPhoneのカメラ機能。そんなiPhoneのカメラ機能を使ってより良い写真を撮りたいなら、「連写」の機能を上手に使うのがポイントです。
ここではそんなiPhoneの連写機能(=バーストモード)について解説します。
「集合写真でみんながいい表情をしている写真が撮りたい」
「スポーツや子どもとのイベントで、素晴らしい1枚を撮影したい」
このような方は、ぜひ参考にしてください。
連写機能で何ができる?役立つシーンの例まとめ
そもそもiPhoneの連写機能って?初心者向け解説
iPhoneの連写機能は、一度のシャッターで瞬時に複数の写真を撮影できる機能です。iPhone 11以降の機種では「バーストモード」として知られていて、動きの速い被写体などを撮影する際に重宝します。
バーストモードでは、1秒間に10枚の写真を高速連写します。毎秒10枚の写真を最大999枚まで撮影できるため、一瞬の表情や動作を逃さずに撮影することが可能です。
なお連写した複数枚の写真は、通常のワンショットと同じく「写真」アプリ内に保存されます。連写した写真は1枚のサムネイルにすっきりとまとめられるので、フォルダ内がごちゃごちゃしてしまうこともありません。
この機能を使えば、とりあえず連写をしておいて、後からゆっくりと写真を選別・整理するということもできます。たくさんの写真の中からベストショットを選べるので、カメラ初心者の方でも“良い写真”を簡単に撮影することができるでしょう。
こんなシーンで大活躍!連写が役立つ場面TOP3
- スポーツや運動会で躍動感のある一瞬を切り抜きたい
- よく動く子どもやペットを上手に写真に収めたい
- 風景・自然などのダイナミックな動きを捉えたい
iPhoneの連写機能は、例えば上記のようなシーンで役に立ちます。
特に役立つのは、スポーツ観戦や運動会の撮影など。動きの速いシーンを捉えるためには連写が最適です。一度に複数枚の写真を撮れるバーストモードで、走る瞬間やジャンプの一瞬などを逃さず撮影できます。
また子どもやペットと暮らしている方にもバーストモードは人気です。子どもやペットは常に動き回るため、一瞬の表情を狙うのが難しいですが、連写を使えば最高の笑顔だって簡単に捉えられます。
もちろん人物写真だけでなく、風景や景色など自然の写真も撮影できます。流れる滝や波、風で揺れる花々など、連写を使うことでダイナミックな自然の動きを切り取ることが可能です。
iPhone機種別・バーストモードで連写する方法
【iPhone11シリーズ以降】シャッターボタンを左にスワイプ
iPhoneの連写機能(=バーストモード)は、iPhone機種によって操作方法が異なります。
11シリーズ以降のiPhoneの場合は、いつものようにカメラを起動しシャッターボタンを左にスワイプすることでバースト写真が撮影できます。
バーストモードではスワイプしている間、複数枚の写真を撮影し続けます。連写をやめたい場合、指を離すと停止となります。
画面のカウンターには、撮影した枚数が表示されます。
【iPhone Xシリーズ以前】シャッターボタンを長押し
iPhone Xシリーズ以前の機種をお使いの場合は、シャッターボタン長押しで連写が行われます。長押し中は連写が続き、画面上には撮影した枚数が表示されます。
連写をやめたい時は11シリーズ以降の場合と同様で、指を離せば連写が停止します。
なお11シリーズ以降の場合は、シャッターボタンを長押しすると連写ではなく“録画モード”が起動するので注意しておきましょう。
「音量を上げるボタン」でバースト撮影できる方法も
「設定」アプリ→カメラ→音量を上げるボタンをバーストに使用をオンにしておくことで、音量ボタンを使った連写撮影も可能です。
こちらをオンにしておくと、カメラを起動した際、音量を上げるボタンを押している間じゅうバースト撮影が可能になります。ボタンから指を離せばバーストモードによる連写が終了します。
バーストモードで撮影した写真を選ぶ・削除する方法
連写した写真を確認する方法
バーストモードで撮影した写真は、いつもの写真と同様に写真アプリ内に保存されます。連写した写真を確認したい場合は、ホーム画面から「写真」アプリを開き、撮影した写真を選択します。
なおバーストモードで撮影した写真は、カメラロール上で複数の写真が重なったように表示されています。
写真をタップして画面内にある「バースト」をタップすると、すべての連写写真が表示されます。
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連写した写真を整理する方法
バーストモードで撮影した写真からは、お気に入りの数枚だけを保存することも可能です。画面にある連写写真の一覧をスクロールしながら、保存したい写真だけを選択しましょう。
選んだ写真には青いチェックマークが入ります。
保存したい写真を選び終わったら、画面右上の「完了」をタップします。
完了をタップすると「すべて残す」「○枚のお気に入りのみ残す」といった選択肢が表示されるので、整理したい内容に合わせてあったものを選ぶようにしましょう。
iPhoneバーストモードのメリット・デメリット
バーストモードのメリット
バーストモードのメリットは、先ほども述べたように動く被写体を逃さず撮影できることです。特にスポーツシーンや子ども・ペットの表情を撮影したい時などに役立ちます。
また集合写真を撮影する際、バーストモードで撮影しておけば、誰かが目を瞑ってしまう瞬間があったとしても安心です。後からゆっくりとベストショットを選べるため、確実に良い写真を残せることでしょう。
iPhoneのバーストモードは指一本で簡単に操作できるというのも快適です。複雑な設定をせずスワイプだけで簡単に連写ができるので、さっと写真が撮りたくなった時に誰でも簡単に使うことができます。
バーストモードのデメリット
バーストモードは簡単に操作ができるぶん、ついつい使いたくなります。しかしバーストモードでばかり写真撮影をしていると、短時間で大量の写真が保存されるため、ストレージを圧迫してしまう点に気をつけておかなければなりません。
連写後の写真整理には手間がかかるため、こまめに整理できない人は特に注意しておきたいポイントです。
iPhoneストレージがいっぱい!iCloudで写真を保存し容量増やす方法
またスワイプという操作に慣れない方は、連写撮影に失敗してしまうことがあるので注意しましょう。肝心な時にシャッターチャンスを逃してしまったということにならないよう、不安な方は操作の練習をしておくのがおすすめです。
覚えておきたい!バーストモード以外の便利な機能一覧
クイックビデオモード
11シリーズ以降のiPhoneの場合、右スワイプすると「クイックビデオモード」が起動します。バーストモードと似た操作になるので間違えのないように気をつけておきましょう。
クイックビデオモードは、写真モードのままビデオを録画できるという機能になります。ボタンを長押しで録画が開始、ボタンを右のロックの位置までスワイプすることで、ボタンから指を離しても録画が続くという操作になります。
セルフタイマー
iPhoneにはセルフタイマーの機能もあります。「3秒」「5秒」「10秒」での設定が可能で、シャッターボタンを押してから設定された時間が経過した後に写真が撮影されます。
セルフタイマーはカメラを起動した後、時計型のアイコンをタップすることで設定ができます。
なおiPhoneではセルフタイマー時、自動で連写がされる仕組みになっています。背面カメラの場合は10枚、インカメラの場合は5枚の写真が自動で連写されます。
もっと楽しむ!iPhone連写機能の応用アイデア
簡単にできる!ベストショットを選ぶコツ
連写後の写真を選定するときは、被写体の動きや目線を基準に選ぶのがおすすめです。まずは移したいものがきちんと画角に収まっているか確認し、そのあと表情や目線などを細かくチェックしていくと良いでしょう。
なお iPhoneには、バーストモードで撮影した写真の中から自動でベストショットを選択してくれる機能も搭載されています。
迷った時にはiPhoneが選定した写真をそのまま選ぶことをおすすめします。
プロっぽい写真に仕上げる!編集アプリのおすすめ
連写した写真からベストショットを選んだ後は、編集アプリでさらに綺麗な写真に仕上げてみましょう。
例えば「PhotoDirector」というアプリでは、AI技術を駆使した加工が誰でも簡単に利用できます。不要なオブジェクトを削除するような機能や、自然に表情を盛れる小顔補正機能なども搭載されています。
また「Lightroom」のアプリでは、プロのような加工技術も使えます。フィルターやぼかし、削除機能なども使え、魅力的な写真を瞬時に仕上げることができます。
連写写真で作るオリジナルGIFも
「ショートカット」のアプリを使えば、バースト写真をつかったオリジナルGIFも作れます。まずは「ショートカット」→「ギャラリー」を選択し、検索窓に“バースト”と入力してみましょう。
「バーストをGIFに変換」という機能を見つけたら、ショートカットにレシピを追加しておきます。
ショートカットアプリからこのレシピをタップすると、撮影したバースト写真からオリジナルのGIFアニメーションを作ることができます。
iPhoneの連写機能に関するよくある質問
Q.バーストモードが正しく機能しないのですが・・・
この記事で解説したように、バーストモードはiPhoneの機種によって操作方法が異なります。長押しで機能が利用できないという方は、左にスワイプする方法を試してみましょう。
なおOSのアップデートが完了していないと、iPhoneの各種機能が正しく使えないことがあります。どうしてもうまく機能が使えないという方は、iOSが最新のものになっているのか確認してみましょう。
Q.インカメラでも連写モードは使える?
はい、使えます。iPhoneバーストモードの連写はインカメラ・背面カメラ両方に対応しています。
インカメラ/背面カメラの切り替えは、カメラアプリを起動して行うことができます。
Q.連写モードを解除する方法はある?
iPhoneの連写は特に設定不要で使えるため、解除する方法はありません。連写をしたくない時は、スワイプや長押しなどをせずにシャッターを一度だけタップするようにしましょう。
Q.セルフタイマー時の連写をやめる方法は?
セルフタイマー時も自動で連写されるため、機能そのものをオフにすることはできません。
ただしHDRを有効にした上でセルフタイマーを起動することで、撮影される写真が自動的に1枚になります。連写が嫌だという方はぜひ試してみましょう。
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まとめ
バーストモードと呼ばれるiPhoneの連写機能を使えば、動きのある瞬間を逃さず、大切な思い出をより鮮明に残すことができます。
操作は簡単で、スワイプもしくは長押しで起動するのでぜひ試してみてください。さらに写真アプリからは、バーストモードで連写した写真の整理もできます。
この記事を読んで基本操作から応用テクニックまでマスターすれば、あなたもiPhoneカメラの達人になれるでしょう!
テクニックが上達したら、加工アプリなども組み合わせながら、より素敵な写真の撮影を試みてはいかがでしょうか。