iPhone画面割れ修理ガイド|スマホ液晶を自分で直す方法と注意点

スマホの液晶が割れてしまったとき、修理に出すべきか、それとも自分で直せるのかと悩むことはありませんか?
修理費用を抑えたい場合、自分で修理する方法もありますが、慎重に進めないとリスクを伴います。
この記事では、iPhoneの画面修理方法を「正規店」「修理店」「宅配修理」の3つの選択肢を比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
さらに、自分で修理する方法や必要な道具、作業の流れ、注意点についても詳しく紹介。
修理の失敗を防ぐコツや、もし失敗した場合の対処法までしっかり網羅しています。
また、画面割れの原因や予防策、応急処置の方法についても詳しく触れているので、 スマホを安全に使い続けたい方にも役立つ内容です。
自分に合った修理方法を見つけ、スマホをしっかりケアしていきましょう!
画面割れiPhone修理方法|正規店・修理店・宅配修理を比較

画面割れしたiPhoneを修理に出す際、気を付けたいのが「どの修理店に出すか」です。
値段だけではなく、良質な修理を提供してもらうためには修理店選びがとても重要です。
ここでは「正規店」「近所の修理店」「宅配修理」この3つの修理方法を解説していきます。
Apple Storeまたは正規のサービスプロバイダ
保険(AppleCare+ for iPhone)に加入している場合は、AppleStoreまたは正規のサービスプロバイダ(以下この2つを正規店という)で修理を依頼するのが最もおすすめ。
保険に加入していればとても安く修理できますし、正規店というだけあって信用もできます。
修理費用は、
- 加入済み|全モデル3,700円(税込)
- 未加入|3,700円+19,400~56,800円(税込)
加入されていない場合はモデルによって異なりますが、修理費用は割高となってしまいます。
※自身のモデルの修理費用が気になる方やAppleCareに加入している方はこちらをどうぞ
→ iPhone の画面の修理・交換|Apple(2024年7月時点)
近所のiPhone修理店
1番身近な修理店としては、近所にある修理店ではないでしょうか。
実際、私も自宅から近くて金額も安かったので、どんなものかと近所の修理店を利用した経験があります。
ただ、粗悪な修理をされて画面が浮いて返ってきたことも。
近くて安いというだけで利用したのが間違いだったと、大変後悔しました。
近所の修理店を利用する場合は、しっかりと口コミや評判を確認してから利用するようにしましょう。
宅配修理
近所に信頼できそうな修理店がない場合や、忙しくて修理店に行けない場合などに役立つのがiPhoneの「宅配修理」。
自分で口コミや評判をリサーチし、良質なサービスを提供してくれるショップが全国から選べます。
一般的な宅配修理の流れはこちら。
- 申し込み
- iPhoneを発送(1日~2日)
- iPhoneを修理(到着日に修理実施)
- iPhoneを返送(1日~2日)
業者や修理内容によってさまざまですが、スムーズにいけば約5日ほどで元どおりのiPhoneが返ってきます。
iPhone液晶は自分で修理できる?|メリット・デメリット
スマホの液晶が割れてしまったとき、修理費用を抑えるために「自分で直せないか?」と考える人も多いでしょう。
結論から述べると、自分で修理をすることは可能です。
しかし、自己修理にはメリットもあればリスクもあります。ここでは、 自分で修理する場合のメリットとデメリット を詳しく解説します。
自分で修理するメリット
1. コスト削減
スマホの画面修理を専門業者に依頼すると、機種にもよりますが8,000円~20,000円ほどの費用がかかることが一般的です。
一方で、自分で修理を行う場合は、修理キットや交換用液晶を購入するだけで済むため、3,000円~10,000円程度に抑えられます。
また、修理業者によってはデータ初期化が必要な場合もありますが、自分で修理すればデータを保持したまま作業できる可能性が高いのも大きなメリットです。
2. スキルアップ
スマホの修理は、細かい作業や電子機器の取り扱いに慣れている人にとっては貴重なスキルアップの機会 となります。修理作業を経験することで、今後 他の電子機器の修理やカスタマイズ にも応用できる知識を得ることができます。
また、「DIYが好きな人」や「分解が得意な人」にとっては、新しい技術を学ぶ楽しさを感じられるかもしれません。
3. 時間を自分で調整
修理業者に依頼すると、即日対応の店舗もありますが、 場合によっては数日~1週間程度の時間がかかる こともあります。また、店舗に行く時間や修理が完了するまでの待ち時間が発生するのもデメリットです。
その点、自分で修理をする場合は、自分の都合に合わせて作業ができるため、時間の融通が利きやすくなります。
「仕事の合間や休日を活用したい」「今すぐ直したい」と考えている人にとっては、自己修理は魅力的な選択肢となるでしょう。
自分で修理するデメリット
1. 失敗のリスク
スマホの液晶修理は、細かい部品の取り外しや配線の接続が必要な作業です。工具の使い方を誤ったり、接続部を傷つけたりすると、スマホ全体が起動しなくなる可能性もあります。
特に、以下のような失敗がよく見られます。
- 画面がうまくはまらず、隙間ができる
- タッチ操作が反応しない 液晶が映らなくなる
- バッテリーや他のパーツを破損する
こうした失敗をすると、結局プロの修理業者に依頼することになり、余計な出費がかかることもあるため、慎重に作業を進める必要があります。
2. 保証の喪失
スマホには通常、メーカーの保証期間が設定されていますが、自分で分解して修理を行うと保証対象外になってしまう場合があります。
特に、以下のようなケースでは修理後の保証サービスを受けられなくなる可能性 が高いです。
- メーカーの正規修理以外の作業を行った場合
- 保証期間内でも自己修理した形跡がある場合
- 防水機能が失われた場合
また、一部のスマホでは 修理歴がシステムに記録される仕組みになっており、後々、下取りや売却時に査定が下がる可能性もあるため注意が必要です。
3. 必要なスキル
スマホの液晶修理は、ある程度の器用さと基礎的な電子機器の知識が求められます。例えば、以下のような作業に自信がない人は、自己修理は難易度が高いかもしれません。
- 極小サイズのネジを外す
- フラットケーブルを適切に接続する
- 静電気対策をしながら作業を進める
特に最新機種になるほど分解が難しくなる傾向があるため、初心者が自己修理を行う場合は、事前にしっかりと情報を調べ慎重に準備することが重要です。
iPhone液晶を自分で修理をするために|準備する道具と環境
スマホの液晶修理を成功させるには、適切な道具を準備し、作業環境を整えることが重要です。準備不足のまま作業を始めると、修理中にトラブルが発生しやすくなります。
ここからは、必要な道具と作業環境の整え方について詳しく解説します。
必要な道具と修理キット
液晶の交換には、スマホの分解・組み立てに必要な専用の工具が欠かせません。以下の道具を事前に揃えておきましょう。
1. 修理キット
修理キットには、スマホ修理に必要な工具が一式揃っています。特に以下のアイテムが含まれているものを選ぶと便利です。
- 交換用液晶パネル(スマホの機種に適合したもの)
- 精密ドライバーセット(スマホのネジに対応したサイズ)
- 吸盤(液晶パネルを取り外す際に使用)
- ピックツール(開口ツール)(液晶を取り外すための薄いヘラ)
- ピンセット(細かいパーツを扱うため)
- 接着剤または防水シール(新しい液晶を固定するため)
- スマホの機種によって使用するネジが異なるため、修理キットを購入する際は必ず対応機種を確認しましょう。
- 「純正品質」や「OEM品」の交換用液晶パネルを選ぶと、修理後の品質が安定します。
2. 静電気防止手袋
スマホの内部には繊細な電子部品が多く、静電気によるダメージで基板が故障する可能性があります。
特に冬場など乾燥した環境では静電気が発生しやすいため、静電気防止手袋を着用するか、アース(静電気除去)対策を行うことが推奨されます。
ポイント:- 静電気が気になる場合は、アース付きリストバンドを使用するとさらに安全に作業できます。
- 木製の机の上で作業するなど、静電気が発生しにくい環境を作ることも重要 です。
3. 温風機やヒートガン
最近のスマホは 液晶画面と本体が強力な接着剤で固定されているため、無理にこじ開けると破損のリスクがあります。
そのため、温風機やヒートガンを使って接着剤を柔らかくするのが有効です。
ポイント:- ドライヤーでも代用可能ですが、温度を適切に調整できるヒートガン の方が効率的です。
- 60~80℃程度の温風を液晶の縁に当て、接着剤を緩めた後に吸盤やピックツールで開くのがコツです。
- 過度に加熱すると液晶やバッテリーにダメージを与える可能性があるため注意が必要 です。
作業環境の整備
修理作業をスムーズに進めるためには、適切な作業環境の整備が重要 です。狭いスペースや不安定な環境では、部品を紛失したり、誤ってスマホを落としてしまうリスクが高まります。
1. 作業スペースの確保
修理作業には広めの作業スペースを確保しましょう。特に、以下の条件を満たす環境が理想的です。
-
十分な照明がある
精密な作業が必要なため、デスクライトなどを活用し、作業スペースを明るくする ことが重要です。 部屋が暗いと、小さなネジや部品を見落とす原因 になります。 -
平らで安定した作業台
スマホを固定しやすく、工具を並べられるスペースがあること。 クッション性のある作業マットを敷く と、作業中にスマホが滑りにくくなり、部品の紛失も防げます。 -
スマホの部品を置くためのトレイ
修理中に取り外した ネジや部品を置くための小さなトレイ や、磁気シート を活用すると便利です。 スマホのネジは非常に小さいため、紛失すると修理が困難になる ため要注意。
2. 安全対策
修理作業では、割れたガラス片や細かい部品の取り扱いに注意が必要 です。以下の点を意識して、安全に作業を進めましょう。
-
手袋を着用する
割れたガラスの破片で 指を切るリスクを防ぐ ため、作業用の手袋を着用すると安心です。 -
作業スペースを整理する
スマホの液晶修理は、細かい部品を扱うため、作業スペースが散らかっていると部品を紛失しやすくなります。不要なものは事前に片付け、修理に必要な道具だけを整理しておく のがベストです。 -
ネジやパーツの配置を記録する
修理作業中に 「どのネジがどこにあったか?」を忘れないよう、スマホを分解する前に写真を撮っておくことをおすすめします。 ネジのサイズが異なることもあるため、専用のネジマット を活用すると便利です。
実際にやってみよう|自分でスマホ液晶を修理する手順・流れ
ステップ1: 修理準備
液晶の交換を始める前に、必要な準備を整えることが重要 です。準備不足のまま作業を進めると、途中で道具が足りなかったり、誤って重要な部品を損傷するリスクが高まります。
作業を始める前に準備すべきこと:
-
スマホの電源を切る
修理中にショートや感電を防ぐため、必ずスマホの電源をオフにします。
一部の機種では、SIMカードやSDカードも取り外しておくと作業しやすくなる ことがあります。 -
必要な道具をすべて用意する
- 修理キット(精密ドライバー、吸盤、ピックツール、接着剤など)
- 交換用の液晶パネル
- 静電気防止手袋
- 温風機またはヒートガン
- スマホのケースやカバーを外す
※画面にアクセスしやすくするため、スマホのケースやフィルムを取り外しておくことが重要です。 -
作業環境を整える
明るく広い作業スペースを確保し、小さな部品が紛失しないようトレイを用意しておきます。
ステップ2: 画面の取り外し
スマホの液晶を取り外すには、慎重な作業が必要です。無理に力を加えると、内部の基板や部品を破損するリスク があります。
安全に画面を取り外す手順:
- 【温風機やヒートガンで接着剤を緩める】
最近のスマホは、液晶と本体が強力な接着剤で固定されている ため、液晶の縁に温風を当てて粘着力を弱めると取り外しがスムーズになります。 - 【吸盤ツールを使って画面を持ち上げる】
液晶のフレーム部分に吸盤を貼り付け、ゆっくりと持ち上げて隙間を作る。
※画面を無理に引っ張ると、フレキシブルケーブル(基板と液晶をつなぐケーブル)を傷つける可能性があるため注意。 - 【ピックツールやプラスチックカードを差し込む】
隙間ができたら、プラスチック製のピックツールを差し込み、ゆっくりと画面を開く。
金属製のツールは使用しない(基板に傷をつける可能性があるため)。 - 【ドライバーでネジを外す】
画面を固定しているネジを慎重に外す
(機種によっては特殊なネジが使われている場合もあるので、対応するドライバーを使用)。 - 【フレキシブルケーブルを取り外す】
画面と基板をつなぐケーブルをゆっくりと外し、画面を完全に取り外す。 一部の機種では、コネクタ部分を固定するプレートがあるため、ネジを外す必要がある。
ステップ3: 新しい液晶の取り付け
新しい液晶を取り付ける際には、正しい位置にしっかりと固定することが重要 です。間違った取り付け方をすると、画面が浮いたり、タッチ操作が正常に機能しない ことがあります。
新しい液晶を取り付ける手順:
- 【フレキシブルケーブルを接続する】
取り外したときと逆の手順で、新しい液晶のフレキシブルケーブルを基板に接続します。
ケーブルがしっかりと差し込まれているか確認し、固定プレートがある場合はネジで留める。 - 【液晶の動作テスト】
液晶を完全に固定する前に、一度スマホの電源を入れ、画面が正常に表示されるかテストする。
タッチ操作が正常に反応するか、カメラやセンサーが動作するかも確認。 - 【液晶画面を正しく配置し、ネジで固定】
問題がなければ、液晶をフレームに戻し、ネジでしっかり固定する。 - 【接着剤または防水シールを使用して画面を固定】
接着剤または専用の防水シールを使用し、画面がズレないように固定 する。 - 【液晶をしっかりと押し込んで密着させる】
吸盤ツールなどを使い、画面全体を均一に押し込んでフレームにしっかりと密着させる。
ステップ4: 動作確認
修理が完了したら、すべての機能が正常に動作しているか確認します。ここでしっかりとチェックを行わないと、後で不具合が発生する可能性があります。
修理後に確認すべきポイント:
- 【液晶画面の表示チェック】
画面が正常に映るか(色ムラ、ドット抜け、黒いシミがないか)。
明るさ調整が正しく機能するか。 - 【タッチ操作の確認】
画面全体をスワイプして、タッチ操作がスムーズに反応するかチェック。
文字入力が正常に行えるか確認。 - 【カメラ・センサーの動作確認】
インカメラ・アウトカメラが正常に映るか確認。
近接センサー(通話時に画面が暗くなる機能)が正しく作動するか。 - 【音量ボタン・スピーカーのチェック】
音量ボタンが正常に動作するか。
スピーカーから正しい音が出るか。 - 【防水性能の確認(必要な場合)】
防水シールを使用した場合、しっかりと密着しているか確認。
防水テストは推奨されないが、生活防水レベルの密着度を保てているかをチェック。
iPhoneの画面が割れる理由|落下・圧力・熱の変化に注意
折りたたみ式のガラケーに比べて、スマホやiPhoneは薄くてフラットなデザインのため、画面に傷やひびが入りやすいのがデメリットです。
iPhoneを新しく買ったばかりなのに画面が割れてしまった、気づいたら画面にひびが入っているという方も多いのではないでしょうか。
iPhoneの画面が割れる原因はさまざまです。落下・圧力・熱の変化が画面割れの原因となっていることが多いでしょう。
落下
iPhoneの画面割れの最も一般的な原因は、誤って落としてしまうことです。特に高い場所から硬い地面に落下すると、画面に大きなひびが入ることがあります。
ポケットやカバンから落下して画面が割れてしまうこともよくあるでしょう。iPhoneは滑りやすく薄いデザインなので、不注意によって落下しやすいため注意が必要です。
また、手が濡れていたり、iPhone自体が汚れていたりするとさらに滑りやすくなります。
圧力
もう一つの原因は、iPhoneに過度な圧力がかかることです。例えば、iPhoneを後ろポケットに入れたまま座ったり、iPhoneに重い物を上に置いたりすると、画面にひびが入ることがあります。
間違って踏んでしまったり、座ったりしてしまうと画面が割れてしまうこともあるでしょう。
薄型のiPhoneは、構造が繊細なので圧力に対して脆弱です。
熱の変化
急激な温度変化も画面割れの原因となります。iPhoneを極端に寒い場所から急に温かい場所に移動させたり、その逆を行ったりすると、画面が膨張または収縮してひびが入ることがあります。
車内に放置すると高温になり、内部部品が熱膨張するので画面が割れてしまうことも。温度管理に注意が必要です。
【関連リンク】スマホiPhoneすぐ熱くなるのはなぜ?携帯寿命?発熱対処方法一覧
画面割れのiPhoneの対処方法|バックアップと応急処置

iPhoneの画面が割れてしまった時、すぐに修理の手続きをした方は、その手続きの手順に沿って行動すれば大丈夫。
しかし、画面は割れているけれどまだ正常に使えているから修理に出そうか迷ってしまうという方は、修理に出す出さないと考える前に、これから紹介するできる限りの応急処置をまずは行いましょう。
画面割れiPhoneのバックアップをとる
iPhone内のデータを守るために、画面が割れたらすぐにバックアップを取りましょう!
定期的に取っている方も、念のためにやっておくと安心です。
非常にやっかいなのが、画面が勝手に反応して何度もパスワードを間違えて「iPhoneは使用できません」と表示されること。
そうなってしまうと、AppleStoreや携帯ショップでも対処できず、データが失われてしまいます。
バックアップの取り方を下記にまとめました。 参考にしてくださいね。
iCloudでバックアップを作成する
パソコンを持っていない人向きの方法です。
- wifiに接続する
- 「設定」を選択
- 「ユーザー名」を選択
- 「iCloud」を選択
- 「iCloudバックアップ」を選択
- 「今すぐバックアップを作成」を選択
この流れでiCloud内にバックアップが取れます。
パソコンにバックアップを作成する
パソコンを持っている人向けの方法です。
ここでは割愛しますが、Windowsでは、iTunesを使っていない場合1度ダウンロードしてからではないとバックアップが作成できません。
初期設定などもあるので、正直iCloudが便利です。
- itunesの入っているパソコンにiPhoneを接続します。(USBまたは、wifi接続)
- iTunesウィンドウの左上付近にあるご自身のiPhoneを選択
- 「概要」を選択
- 「今すぐバックアップ」を選択
この流れでパソコンにバックアップが取れます。
【関連リンク】Mac・WindowsPCでiPhoneバックアップ方法。パソコンなしも解説
画面割れを最小限に留めるための応急処置を行う

iPhone内にあるデータのバックアップを取ることができたら、次に行うのは、できるだけ早く応急処置をすることです。
早い応急処置をすることで、割れた部分が広がりにくくなり、被害を最小限に留めることができます。
うまくいけば、修理にかかる値段も高くつきませんし、被害が広がりiPhoneが使えなくなることを防ぐことも可能!
どんな応急処置をすればいいのかというと、
- 保護フィルムを張る
- サランラップを巻く
- 割れた部分にセロハンテープを張る
などがあり、これ以上画面の割れの広がりを防止する効果があります。
この3つの方法の中でも特におすすめなのが、しっかりと補強できる保護フィルムを貼ることです。
割れたiPhoneに、わざわざ保護フィルムを使うのがもったいないという方もいると思いますが、最近は100円均一にもあるので、まずは、試してみてください。
【関連リンク】スマホの画面割れをごまかすには?応急処置やガラスフィルムが割れた時の対処方も紹介
画面割れのiPhoneは、できるだけ早く修理に出す
バックアップや応急処置が完了したら、できるだけ早く修理に出すことがおすすめです。
早く修理に出すことで、被害を最小限にとどめ、修理費用を抑えることができます。
また、ガラスの破片などで怪我をするリスクを防ぐこともできるので、早急に信頼できる修理業者を見つけて修理に出しましょう。
画面が割れたままiPhoneを使ってはいけない理由|被害とリスク

画面割れの程度にもよりますが、画面割れを起こしたiPhoneをそのまま使ってはいけない理由について見ていきましょう。
画面割れが大きくなり操作できなくなる
画面が割れている状態でタッチパネルを操作していると、破損がひどくなり反応しなくなることがあります(ゴーストタッチともいう)。
なぜなら、画面割れでとどまっていた破損が画面下の液晶にまで亀裂を入れてしまうためです。
このような状態になってしまうとタッチパネルが勝手に反応してしまい、パスコードを勝手に間違え続けて「iPhoneは使用できません」となるおそれもあります。
データのバックアップが取れていなければ、iPhone内の大切な写真やトーク履歴などが消えてしまうかもしれません。
少しの水分で水没してしまうかも
いつもならなんてことのない水分でも、割れた隙間から水が入り込み画面が機能しなくなるおそれがあります。
例えば、
- ポケットに入れている間に汗で蒸れる
- 操作中の手汗
など。
実際に、私も画面のヒビは大きくなっていないのに汗で機能しなくなった経験が…。
修理には出せなくても、保護フィルムさえ付けていれば水没は防げたかもと思うととても後悔しています。
【関連リンク】iPhone水没7つの対処法。水没スマホは下取り・買取できる?
ケガをしてしまうかも
画面が割れたiPhoneは、使いづらさや故障の原因だけでなくケガをしてしまうおそれもあります。
iPhoneの画面はガラス製。
割れると鋭利になり、操作中に手や指に刺さったり切れたりしてしまうかもしれないので、とても危険です。
事前対策も重要|iPhoneの画面割れを防ぐ方法
iPhoneの画面割れを防ぐには、日常で使う時に以下の対策を実践しておくことがおすすめです。
- 画面保護シールや強化ガラスフィルムを使用する
- ケースを使用する
- アクセサリーを活用する
- 定期的に点検する
画面保護シールや強化ガラスフィルムを使用する
画面割れを防ぐために最も効果的なのは、画面保護シールや強化ガラスフィルムを使用することです。画面保護シールや強化ガラスフィルムはiPhoneの画面を保護し、万が一の落下や衝撃から守ってくれます。
どちらも手軽に購入でき、簡単に貼ることができるので日常的に使用するといいでしょう。透明度も高いため、操作性も損なわれません。
フィルムが傷ついた場合でも簡単に交換できるので、iPhoneの画面を常に新しい状態に保つことができます。
ケースを使用する
画面保護シールや強化ガラスフィルムと併せて、保護ケースを使用するのもいいでしょう。特に、衝撃吸収性の高いケースを選ぶことで、落下時のダメージを最小限に抑えることができます。
手帳型のケースだと画面もカバーして保護してくれるのでおすすめです。デザインや素材も多種多様なので、自分のライフスタイルに合ったケースを選びましょう。
また、防水ケースを選ぶと、雨の日や水場での使用時にiPhoneを水から保護することができます。さらに、ケースの装着感やグリップ力も重要です。
手にしっかりとフィットするケースは、iPhoneが滑りにくく、落下のリスクを減らすことができます。
アクセサリーを活用する
ストラップやホルダーを利用したり、スマホリングを付けてiPhoneを手にしっかり固定するのもいいでしょう。
iPhoneは大きいサイズの物も多いので、片手で持って操作すると滑って落下するリスクも。アクセサリーを活用してグリップ力を向上させると、iPhoneが握りやすく、操作しやすくなります。
これにより、使用時の落下のリスクを減らし、より安全にiPhoneを扱うことができるでしょう。
特にスマホリングは、手にしっかりとフィットして使えるので、落下を防ぐために効果的です。
定期的に点検する
iPhoneを定期的に点検して、画面に小さなひびや傷がないか確認することも大切です。
小さなひびが大きな割れに発展する前に、早めに対処することで、修理費用を節約できます。
また、定期的な点検により、ケースやフィルムの劣化もチェックできるので、劣化が進行してきたらすぐに交換できるでしょう。
【関連リンク】iPhoneを売る時の準備とは?初期化の方法や高く売るためのコツを紹介
まとめ

スマホの液晶修理は、自分で行うことで修理費用を大幅に削減できるメリットがありますが、同時に高いリスクも伴います。
特に、工具の扱いや細かい作業に慣れていない方にとっては、修理中のミスが致命的なトラブルにつながることも。
自分で修理する際のポイントをおさらい
- 必要な道具を揃える(修理キット・精密ドライバー・静電気防止手袋など)
- 作業環境を整える(明るく、部品を紛失しにくいスペースを確保)
- 慎重に手順を守る(特にフレキシブルケーブルの取り扱いに注意)
- 動作確認を徹底する(画面表示・タッチ操作・カメラ・スピーカーのチェック)
また、自己修理にはメーカー保証が無効になるリスクや修理の失敗による追加コストの可能性もあるため、「自信がない場合は、信頼できる修理業者に依頼する」ことも検討しましょう。
液晶修理を成功させるためには、事前の準備と慎重な作業が鍵になります。 自分に合った最適な方法を選び、安心してスマホを修理しましょう。