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コラム

iPhone充電コネクタ故障・修理

2021.02.21

iPhoneやAndroid系スマートフォンのトラブルや故障で多いのが、“画面のヒビ割れ”“水濡れ・水没~データ復旧”“バッテリー不足”の3つだそうです。そのなかで“バッテリー不足”の原因がバッテリー自体の劣化や故障ではなく、充分に充電できていないために生じている障害なのかも知れません。

充電ケーブルの断線や接触不良であれば、交換すれば用は足ります。しかし受け口、つまりコネクタ部分に問題があれば充電だけでなく、他の機能にも支障が及んでいる可能性があります。

部品の交換でほぼ復旧するので心配は不要ですが、コネクタの役割、障害の確認方法、原因、修理方法や費用、さらにトラブル回避方法などについて整理してみました。こんな症状が出たら、コネクタの故障かも知れません。

  1. 充電できない。 一晩中充電しておいたのに、朝になってもフルチャージされていない。充電ケーブルの断線が疑わしいので、違う方法で充電してみましょう。同じような状態で改善されなければコネクタ部分の故障かも。
  2. コネクタ端子が欠けている。変色している。 充電も出来る、他のデバイスにも接続できるのですが、端子の欠けや変色が確認できるのであれば、故障する可能性が高いと判断しましょう。
  3. 充電しかできない。“不明なデバイス”と表示される。 iPhoneや多くのスマートフォンはコネクタを経由してPCなどとUSB接続する事でデータの同期や移動などが出来るようになっています。 充電しかできないのであれば、何等かの故障が考えられます。
  4. PCと接続してもiTuneが表示されない。 3と同じ、接続されていません。
  5. その他

他にも機器の下にあり音楽や着信音を鳴らすスピーカー(=ラウドスピーカー)が聞こえない、通話用のマイクが機能しない場合も、コネクタの故障が考えられます。これらコネクタ周辺にあるパーツはコネクタを経由して基盤につながっているためで、コネクタに不具合があるとデータや情報が遮断されてしまうからです。

コネクタは充電やPC他のデバイスとの連携だけに利用されているパーツではありません。小さな受け口(出口)ですが機器内でも重要な役割を担っているのです。

iPhoneやスマートフォンのコネクタについて

Android系のスマートフォンでは充電コネクタまたはDockコネクタと呼びますがiPhoneでは世代によって事情が異なります。以下のような整理が可能です。

Dockコネクタ

iPhone4SまではDockコネクタと呼ばれ、充電や他デバイスとの連携、特にiTunesとデータや音楽の転送、バックアップなどを担っていました。汎用ケーブルも多種販売されていて、100円ショップでも購入可能です。

Lightningコネクタ

iPhone 5以降はLightningコネクタに規格が変わり、データや情報のデジタル連携が強化されています。Phone 7からはイヤホンがLightningコネクタに統合されています。表裏一体構造でサイズも旧来規格にくらべて小さくなったため、本体機器のデザイン、構造上の自由度が増したと言われています。アップルの認定商品しか販売できません。※価格は高めです。

現在日本で流通するiPhoneの多くは6以降のモデルなので、コネクタ部分のトラブルは充電だけでなくスマートフォン本来の他デバイスとの連携が出来ないことになります。壊れる原因を知り、未然に対応でいるようにしましょう。また故障した時の対応についても知っておきましょう。

コネクタが壊れる原因について

その原因は以下の3つが考えられます。注意深く使用していれば回避できることが多いようです。

  1. 落下・踏み付け iPhoneを落下させ当該部分を潰してしまうという物理的な外傷の他にも、強い衝撃で接触不良が生じる場合があります。iPhoneはそれぞれの部品がケーブルではなく接触面(もしくは点)を経由して連携し情報やデータをやり取りしている精密機器です。落下・踏み付けなどでその位置がズレたり、すき間が空いたりすることがあります。 歪んだフレームを正常な状態に戻す、パーツの接点を合わせる、欠けた部品を代えるなどの作業が必要になります
  2. 【液体検出】水没・水濡れ 新しい機種は防水機能が向上していますが、あくまで生活防水レベルです。湿気の多い場所で使うことも、汗で濡れたまま通話する、濡れた手で操作することもiPhoneにとっては好ましい状況ではありません。 パーツの接触面が腐食したり、遮断されなかったり。不具合部分の総交換が必要になります。
  3. システム上のトラブル~基盤損傷 理由や原因は特定できませんが、長時間連続使用する・充電したままの状態で放置する(過充電)・充電したままで長時間操作する などなどiPhoneにストレスが蓄積するとトラブルに。パーツの接点が癒着したままで発熱して基盤が損傷する可能性があります。

iPhoneのLightningコネクタ交換・修理方法について

iPhoneのLightningコネクタ(またはDockコネクタ)に前述のような症状があり“おかしい”と思ったら交換・修理が可能です。その方法は大きく3つです。適切な方法を選んで対応してください。

Apple Storeで修理する

まずは一番安全でオーソドックスな修理方法である、Apple Storeでの修理について。

クルマでいうならば直営店に修理依頼するようなものです。方法はふたつあり“Apple Storeへ直接持ち込む”または“配送で修理依頼する”ことになります。ただし持ち込む場合でも、事前にApple公式サイトから予約し指定日に訪問しましょう。

お店に行くと、端末交換をしてくれるので手続きはそれで完了。Apple Storeでは“充電できない”という症状の場合、バッテリー交換以外は修理ではなく“端末交換”になる訳です。

ここで注意してほしいのは、データのバックアップをしておくことです。新しいiPhoneの再設定が必要になります。iCloudやiTunesを使いデータのバックアップをしておくことです。

また“配送”を利用して修理依頼する方法があります。

Apple Store は店舗数が限られるため、地方にお住いの方は助かります。Apple公式サイトから依頼すると配達業者が指定場所まで集荷に来てくれるので、あとは修理されたiPhoneが戻ってくるのを待つだけです。期間は状態により7〜10日はかかるので、その間iPhoneは使えません。(代替機の用意はありません)この場合も“端末交換”になるので、データのバックアップは必須です。

Appleストアの修理料金

本体交換になるので、修理費用というよりも買い換えに近い料金になります。Apple機器の保証制度“Apple Care+”に入っていると費用は軽減されるのですが・・・・。

  • Apple Care+あり
機種名 費用
問わず(一律)11,800円
  • Apple Care+あり
機種名 費用
iPhone XS Max67,800円
iPhone XS62,400円
iPhone XR45,400円
iPhone X62,400円
iPhone 8 Plus45,400円
iPhone 839,800円
iPhone 7 Plus39,800円
iPhone 736,400円
iPhone 6s33,800円

Apple Care+に加入していないと “高い”です。さらに事前予約していても“待ち時間が長い”、また“予約自体が混雑している”というクレームがある一方、 “Apple Storeなので技術的に確実”という安心感は代えがたいという意見、そして修理ではなく、端末交換つまり新品が手元に届くので気分がいい、という感想も。

Apple Care+について 再検証

“Apple Care+”に加入していれば安価で修理または端末交換が出来ることは分かりました。では“Apple Care+”とはなにか?再検証してみましょう。“Apple Care+”に加入すると以下の特典をうけることが可能です。

  1. 2年間、最大2回まで割引価格でiPhone本体の修理が可能。
  2. 2年間、専任スペシャリストによる電話でのテクニカルサポートを受けられる。

加入することができるのはiPhone購入から30日以内、購入した店舗で当日加入するか後日Appleに電話して加入することができます。そしてその料金ですが・・・。

機種名 料金
iPhone XS Max/iPhone XS/iPhone X22,800円
iPhone XR/iPhone 8 Plus/iPhone 7 Plus iPhone 6s Plus16,800円
iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6s14,800円
iPhone SE12,800円

これだけの保証金を払った上で、軽減されるとは言え修理費用が別途発生します(しない場合もあります。バッテリー交換などは無償)

支払い方法はこれまで加入日に一括払いでしたが、月払いも可能になっています。また保証期間も加入時から2年間だけでしたが、月払いにより一ヶ月単位で無制限に変更されています。

“Apple Care+”はもしもの場合の備えなので、故障もトラブルもないのであれば“良し”として納得するしかありません。どのように捉えるのかはユーザー次第ということになります。

Apple Store正規プロバイダで修理する

“Apple Store正規プロバイダ”とは、Appleから認定された代理店を指します。前例に倣うならば、ニュアンスは違いますが正規ディーラーと言ってもいいいかも知れません。

ビックカメラ、カメラのキタムラ、クイックガレージなどが“Apple Store正規プロバイダ”となります。こうした店舗での修理は、基本的にApple Store同じだと捉えてもいいでしょう。修理費用もApple Storeと同額です。つまりApple Care+に加入していないとけっこうお高い料金設定になります。

Apple Storeにくらべると店舗数が多いので、待ち時間を気にしないのであれば当日飛込っでの修理にも対応してくれます。しかし各店舗の公式サイトや電話で予約を入れた方が無難です。配送サービスはなく、基本的には直接持込むことになります。

費用はかかりますがApple Storeと同様の技術があるため、安心感はあります。店舗数も全国規模なので地方にお住いの方には便利な窓口と言えます。 修理対応もApple Storeと同じで、軽微な修理以外は“端末交換”となるのでデータのバックアップが必須事項です。

非正規店で修理する

“Apple非正規店”とは、Appleから認定を受けていない修理業者の事です。Apple Storeが直営店、Apple Store正規プロバイダが正規ディーラーとすれば、非正規店は町場の修理工場、技術はあるけど・・・・と言ったイメージです。

非正規修理なのでApple的には修理=改造という認識になります。使う部品も汎用品なので、動作確認は出来てもAppleの認識は変わりません。つまり修理したのちに不具合・トラブルが生じても、すべて自己責任、非正規店では負いかねるという理解をもってください。

しかし非正規店の魅力は何といっても費用が安く済むことです。さらに普段使用する分にはあまり支障がない(あくまでも個人の判断です)という感想を良く聞きます。

非正規店での費用比較 ※Lightningコネクタ交換

機種別 A店 B店 C店
iPhone X24,800円22,800円23,800円
iPhone 8/iPhone 8 Plus8,980円6,980円8,800円
iPhone 7 Plus9,800円6,800円7,800円
iPhone 78,800円6,980円7,200円
iPhone 6s/iPhone 6s Plus7,980円5,980円6,800円
iPhone 6/iPhone 6 Plus6,800円4,800円6,200円

修理費用は各店舗で料金が異なります。使う部品などが異なるためで、多くは中国や台湾で作られていて日本だけでなく世界中の修理店舗で利用されています。機能性の高いものも多く、それを扱う技術も相当高いと評判です。

  • 修理時間が短い。

今回のような“Lightningコネクタ修理・交換”であれば30~40分で完了するでしょう。また当該機を修理するのでデータも残っています。バックアップの必要がありません。調子が悪いと思ったら最寄りの修理店に駆け込めば迅速に対応してもらえます。※万が一のため、修理前にバックアップすることをお勧めします。

非正規店利用の注意点について

非正規店で修理したiPhoneは、Appleから改造扱いとなります。改造扱いされたiPhoneはその後Appl Storeおよび正規プロバイダでの修理が受けられなくなります。なのでApple Care+加入中であれば、Appl Storeおよび正規プロバイダを利用したほうがいいかも知れません。

しかしApple Care+の保証期間2年が終了している、更新もしないという場合は非正規店でもいいでしょう。Appleの公式サイトには“過失・事故・不正改造による損傷は保証対象外です。”と明記されています。

個人情報の閲覧リスクが気になる方も避けた方がいいでしょう。修理受付時で「ロック画面の解除パスワード」を求められることがあります。修理する上で必要になるためです。モラルの問題になりますが、修理の過程で個人情報を抜きだすことも可能だということになります。しかし信頼関係に基づき修理依頼することになるので、この点は致し方ないことです。

店舗よっては一定期間(症状により3ヶ月~半年間)の動作保証もあるので、安心感はアリでしょう。

Appleの判断としては改造品扱いになりますが、費用が安く済み、対応も迅速、修理時間も短い、症状によって動作保証あり、さらに店舗数が多いことから需要は高まる一方です。部品の精度も修理技術の水準も高まっています。

自己責任であり、個人情報の管理というリスクをどのように捉えるかで判断してください。

ドックコネクタの故障を防止する方法は?

“コネクタが壊れる原因について”で説明した内容を参照してください。こうしたことに注意を払えば故障は避けられます。しかしもっとも使用頻度が高い“充電”方法を変えることでさらにリスクが軽減します。

しかし充電のため、毎日のようにコネクタを抜き差しするため物理的な劣化は避けられません。iPhone 8以降ではワイヤレス充電が可能なので、専用ドッグを試してみましょう。価格も安くなってきました。

iPhone・スマホのコネクタを掃除する方法

最近の機種は防水のほか防塵機能を備えているものも増えてきました。iPhoneや精密機器なので、それだけ水などの液体、そしてホコリなどに弱いという裏返しでもある訳です。修理依頼を受けて分解してみると、コネクタ内部にホコリや皮脂汚れが付着していることがあります。

部品を交換せずとも、汚れをとってあげるだけで復旧ということも少なくありません。ココではご自身でも出来る方法をお知らせします。

エアダスターで吹き飛ばせ

PCの掃除でもお馴染みのスプレー缶のエアダスターでコネクタ部分に詰まったホコリを吹き飛ばします。一気に吹きかけず、様子をみながら徐々に・・・・。

綿棒を使って

エアダスターでホコリは吹き飛ぶ可能性はありますが、付着した汚れまでは難しい。そこで綿棒で優しくこすり落とします。通常の綿棒ではサイズが合わないので、子供用・赤ちゃん用を使います。強くこすらないことが肝心です。

綿棒にアルコールを浸して

綿棒だけで改善しない場合は、消毒用エタノール(アルコールの一種)を使うと効果が高まります。揮発性が高いので、水分の侵入を心配せず汚れを落とせます。

”除光液”を使って汚れを落とす

マニキュアを落とす際に使う“除光液”が汚れ落としに効果があり、症状が改善したという報告があります。やはり綿棒につけて使います。

コネクタ部分、接触面の不良であれば以上の方法でも改善する可能性があります。ただし“自己責”、くり返しますが“自己責任”で対応願います。また市販の”コネクタカバー”を差し込むことで、ホコリや汚れの侵入を防ぐ方法もあり。ただしiPhoneカバーによっては使えないこともあるので要チェックです。

ドッグコネクタの修理はリンクサスモバイルにお任せ 選ばれる理由

多くのiPhone修理店がありますが、その中でリンクサスモバイルが選ばれる理由が二つあります。それは“高品質の部品やパーツを取りそろえていること”と“最新の修理方法の取得と熟練の技能”です。

まずリンクサスモバイルは中国の部品工場と太いパイプを持ち友好な関係を持っています。そのため使用する部品は最新で高品質なものになります。安く仕入れることが可能なので、日本国内の他修理業者への卸業も担っています。

最新であり他店より仕入れ値の安価な部品を使うことができるため、その分安い料金設定が可能になります。コストパフォーマンスの高い修理を提供できるのです。

またもうひとつ、最新部品の取り扱いとともに最新の修理方法も入手可能です。中国や台湾の部品工場と情報を共有し、不具合があっても迅速に対応可能です。また他店舗より早く情報を入手できるため、技術の熟練度が向上します。高い技術で修理対応できるのです。

店舗は現在横浜だけですが、宅配修理を積極的に受けているので、対象範囲は全国に広がっています。店頭修理のように短時間では対応できませんが、配送方法を簡略化することでお客様の利便性を高める努力を惜しみません。それにしても定価価格・高品質という二本柱でお客様の満足度を高めています。

クチコミ

参照元:最安修理ドットコム ※https://saiyasu-syuuri.com/company/linxasmobile-yokohama-kannai

リンクサスモバイルのコネクタ部分 修理・交換費用

機種 費用
iPhoneXS2×,000円〜
iPhoneXS Max3×,000円〜
iPhoneXR1×,000円〜
iPhoneX1×,000円〜
iPhone81×,000円〜
iPhone8 Plus1×,000円〜
iPhone7 Plus×,200円〜
iPhone7×,200円〜
iPhone SE×,400円〜
iPhone6S×,500円〜
iPhone6S Plus×,400円〜
iPhone6×,400円〜
iPhone6 Plus×,400円〜
iPhone5S×,400円〜
iPhone5C×,400円〜
iPhone5×,400円〜

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